オーストラリアや南アフリカといった野生環境が多く残っている国々に自生る植物で野性味溢れ、個性的な形と雰囲気が特徴的なワイルドフラワーは、その多くが花保ちがよく丈夫でドライフラワーに綺麗になることからインテリアとしても人気ある花です。
そんなワイルドフラワーにも花言葉がありますのでご紹介していきたいと思います。
はじめに
花言葉やワイルドフラワーについて簡単に説明したいと思います。
花言葉って?
花に託したメッセージと言われており、一つの花に複数の花言葉があったり、花色によって花言葉が違ったりします。
はじまりは18世紀のフランスでマダム・ランベールが『花ことば』という本を創刊し、この本の中には「花言葉のはじまりはきわめて古く、古代の人々にとって、それは思いを表す手段だった。その手法を用いたのは東洋人で、一つの花や花束を贈るとその意味を理解した相手から同じ方法で返事がきた」と記述されていたそうです。
このことから、かなり古くから花言葉は存在していたみたいですね。ギリシア神話や花姿、その花の特性から花言葉はつけられています。
ワイルドフラワーって?
ワイルドフラワーとは、個性的な形をしていたり、綺麗な花を咲かせたりと日本では珍しい花たちで、オーストラリア、南アフリカなどのさまざまな自然環境の中で自生する花の総称をワイルドフラワーと呼んでいます。もちろん、日本には自生していないお花ばかりなので価格は少し高いですが個性的な見た目と丈夫さ、花持ちの良さからすると価格以上の価値はあると思います。
ワイルドフラワーの花言葉
いろんなワイルドフラワーの花言葉をまとめてみました。
プロテア
ワイルドフラワーの中でも流通が多く人気が高いプロテアはたくさんの花言葉があります。
プロテアの由来は自由に姿を変えることができるギリシャ神話の海神プロテウスが由来で花言葉の【自由自在】はそこからきたと言われています。
【王者の風格】はキングプロテアの花言葉でその大きな花から連想されているようです。大きさ存在感はワイルドフラワーの中でも王者にふさわしい雰囲気が漂っています。
そのほかには【華やかな期待】【甘い恋】【豊かな心】【栄光】などの花言葉があります。いろんな意味の花言葉があり、どういったことから由来されて付けられたかはわかりませんが比較的いい感じの花言葉が多いですね。
バンクシア
【 】【 】【 】
オーストラリアに自生するブラシみたいな個性的な見た目とドライフラワーにも人気高いバンクシアの花言葉です。
なんでこのような花言葉がつけられたかはわかりませんでしたが、バンクシアは花が終わると木質状の硬い変わった形の果実になります。そのことから硬い果実から【心に鎧を着る】という花言葉がつけられたのではないかと思います。
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バンクシアの実
また、山火事によって刺激を受けると木質状の果実が破裂して種子が出てきます。山火事が多いオーストラリアという土地ならではの生き残り方なのかもしれません。その特性が【勇気ある恋】という花言葉になったのかなと思います。
そのほかには【心地よい孤独】です。焼け野原に取り残されて、なんとか生き延びて安堵に浸る種の気持ちと思えばこの花言葉も納得してきますね。
セルリア
【ほのかな思慕】【可憐な心】【優れた知識】
プロテアの仲間ですがワイルドフラワー中でも優しい色合いが特徴でドライフラワーにも簡単になることから人気のある南アフリカのケープ地方が原産の花です。
英名はブラッシング・ブライト(頬を染める花嫁)はセルリアが自生する南アフリカのケープ地方では優しいピンク色したセルリアをウェディングブーケとして持つことから付けられたと言われています。【可憐な心】という花言葉はそこから付けられたのかなと思います。
また、【ほのかな思慕】は総苞がライムグリーンからほんのりとピンクに色づく花の姿からつけられたと言われています。
そのほかには【優れた知識】です。これは考えてみましたがよくわかりませんでした。でも【優れた知識】はいい言葉なんでこれはこれでいいのかなと思います。
リューカデンドロン
【物言わぬ恋】【沈黙の恋】【閉じた心を開く】
【閉じた心を開いて】【絢燗たる情熱】
リューカデンドロンは比較的、お花屋さんにも置かれていることが多いワイルドフラワーなのでみたことある人は多いかもしれません。
花言葉はどことなく引きこもり感がありますがリューカデンドロンの花は色がついている部分の苞(ほう)に覆われいます。時間が経つにつれて苞(ほう)が開いてきます。このことから苞(ほう)が閉じてる状態から【物言わぬ恋】や【沈黙の恋】【閉じた心を開いて】という花言葉がつけられたのではないかと思います。
また、徐々に苞(ほう)が開いていく姿から【閉じた心を開く】という花言葉がつけられたのかなと思います。
そのほかには【絢爛たる情熱】です。絢爛(けんらん)とは「目がくらむほどきらびやかで美しいさま。ぜいたくで花やかなさま。」という意味なので他の花言葉が引きこもり感が強いのに対して、だいぶ派手な感じがしますね。
学 名 Leucadendron 分 類 ヤマモガシ科 リューカデンドロン属 原産地 南アフリカ 別 […]…
カンガルーポー
【不思議】【驚き】【可能性】
【分別】【こっちへきて】
【陽気】【かわいい愛】
【好意】【明朗】
【あなたはみんなを楽しませる】
カンガルーの前足という意味のカンガルーポーは一見するとバナナの房みたいな形が可愛らしいワイルドフラワーです。
カンガルーポーの花言葉はたくさんありその中でも【不思議】は見た目からかなと思います。カンガルーの前足ににてるなぁ不思議だなぁって感じだと思います。また【驚き】は花先がパッカーンと開いて花が咲く姿からかなと思います。
【こっちへきて】はなんだか花の姿が手招きをしているように見えるからでしょう。その行為が【好意】があるように感じかところから【好意】という花言葉がつけられたのかなと思います。【好意】がある異性に【こっちへきて】と手招きしている姿はかわいらしいので【かわいい愛】と繋がりそうですね。
そのほかの花言葉は【可能性】【分別】【陽気】【明朗】【あなたはみんなを楽しませる】です。
さいごに
個性的な姿をしているワイルドフラワーの花言葉はその花の見た目や生態からつけられていることが多く、少し変わった花言葉もありましたね。
花言葉が良くても悪くてもその花も素晴らしさは変わりませんのであまり花言葉に左右されず、話のネタに楽しんでいただくのがいいと思います。
また、いろいろ分かり次第ワイロドフラワーの花言葉を追記していきたいと思います。