学 名 | Lathyrus odoratus |
分 類 | マメ科 レンリソウ(ラティルス)属 |
原産地 | 地中海沿岸 |
別 名 | 麝香連理草(じゃこうれんりそう) 麝香豌豆(じゃこうえんどう) など |
和 名 | スイートピー |
英 名 | Sweet pea (スイートピー) |
花言葉 | 門出 優しい思い出 青春の喜び 私を覚えていて 別離 など |
出回り時期 | 11月〜4月 |
開花時期 | 4月〜6月 |
水揚げ方法 | 湯揚げ |
どんな花?
1650年にカトリック僧で植物研究家のフランシス・クパニがイタリアのシシリー島で原種を発見し、 19世紀前半、イギリスエドワード王朝時代のアレクサンドラ王妃がスイートピーを好み式典や晩餐会で飾ったことが各国に広がるきかっけとなり、19世紀後半にはスイートピーの父と呼ばれているヘンリー・エッグフォードにより、多くの品種が誕生しました。
日本には1862年に関根雲亭によるスイートピーの写生図が書かれていることから、幕末頃に渡来したと推測されています。
その後、1897年に横浜にあった植木屋が露地栽培をし、外国商館の人々に販売したことが、切花栽培のはじまりで、大正時代から本格的に横須賀の中野力太郎によってスイートピー栽培がはじまりました。
スイートピーの花言葉
スイートピーは花色の違いで花言葉も違ってくるようです。
スイートピー全般の花言葉
【門出】【優しい思い出】
【私を覚えていて】【青春の喜び】
【別離】【私を忘れないで】
【蝶のように飛躍する】
ピンク系
【優美】【繊細】【恋・愛の愉しみ】
イエロー系
【判断する力】【ささやき】
パープル系
【永遠の喜び】
ホワイト系
【ほのかな喜び】【微妙】
長く楽しむには?
花持ちは、悪くないですが、スイートピーは湿気に弱く、湿度が高いと花弁がカビたり、変色したりします。より花持ちをよくするには、糖分の多い品質保持剤が有効的です。
スイートピーはドライフラワーにもなります。
スイートピーの種類
スイートピーの切り花は花色が豊富にあります。
ライトピンク系
- エンゼルキッス
- シルキーチェリー
- ドリーム
- ファーストラブ
- ワルツ など
ダークピンク系
- アメリカンビューティー
- キューピーアプリコット
- シャーリーテンプル
- トトロルビー
- ロワイヤル など
レッド系
- キャンディポップ
- クリムゾン
- スカーレット
- トトロレッド
- ワインレッド など
オレンジ系
- アプリコット
- オレンジゴールド
- シトラス
- トトロカーキー
- マリリン など
イエロー系
- カオリ
- サンクイーン
- スカイイエロー
- スーパーイエロー
- ワカバ など
グリーン系
- アップルグリーン
- オリーブ
- トトログリーンピース
- フレッシュアップル
- ミントグリーン など
パープル系
- 青式部
- オーシャン
- ショコラ
- スイートラベンダー
- マンモスミッドブルー など
ブラウン系
- チョコ
- チョコレート
- ブラウン
- ライトブラウン など
ホワイト系
- エレガンスホワイト
- クリスタルホワイト
- シロガネーゼ
- ホワイトジャイアント
- ミルキーウェイ など
さいごに
スイートピーの特徴は、甘酸っぱい香と柔らかい色彩です。色味の濃いスイートピーでも、どこか柔らかさがあり、少し心が和む気がします。
茎の内部は空洞になっており、ワイヤーを通すことで、フラワーアレンジメントでも自由度が高い花です。メイン花材とは、なりにくい花ですが全体の雰囲気を決める名脇役といった感じでしょう。
多年草の宿根スイートピーという花もあり、通常のスイートピーより、花弁がしっかりした花があります。
最近では染めのスイートピーも多く、花色の種類も豊富です。染めのスイートピーは一見、通常のスイートピーと見分けがつけづらいですが、染料が徐々に抜けていくので、花瓶の水の色が染めてある色に変わります。透明な花器にいける際には少し注意が必要ですね。