スワッグと聞くとヒップホップ系の言葉のような感じがしますが、フラワーデザインでの意味はブーケを逆さに吊るした壁飾りです。またハンギングバンチやスプレイなんて言われたりもし、本来は魔除けだったり、クリスマスに常緑針葉樹をまとめた装飾として使われてきました。
スワッグとは?
ブーケを逆さに吊るして、ドアや壁に飾ることを目的にしたもので、ワークショップやインテリアでも人気があり、ナチュラルな雰囲気や手軽さから人気の高いフラワーデザインです。
スワッグの作り方
生花のままスワッグを作り、保水をせず吊るして飾っておくことでドライフラワーになっていきます。基本的な作り方はブーケと一緒ですが、綺麗にドライフラワーにするようにするには花材選びがポイントとなってきます。吊り下げて飾るのスワッグは本来の花束と見え方が逆になりますのでデザインする時には飾ったときを意識して、制作すると綺麗なスワッグができます。
用意するもの
基本的は生花を使用し、ブーケと作り方は一緒なので結束する際に使用する紐を用意しますが、スワッグは結束部分が見えてしまうので麻紐やラフィアなどの方が見た目が良くなります。また、保水を必要としないので、本来ドライフラワーになってしますお花だけをプリザーブドフラワーやアーテフィシャルフラワーなどを使ってみたりしたり、リボンやオーナメントなどの資材で装飾したりと幅広くフラワーデザインできます。
飾る場所は?
基本的には好きなところに飾っていいと思います。ドアや壁といったところに飾る際には、フックなどで結束部分を引っ掛けて飾ります。しかし、注意しなければならないのが、飾るとことが風邪通しが悪いところや湿度の高いところですと水分を含んでる生花がカビてきたりしますので風邪通しがいいところに飾ると綺麗なスワッグが出来上がり、鑑賞期間も長く楽しむことができます。
いつまで楽しめるの?
飾る場所でも書いてありますが、湿度の高いところでカビてします。見た目が悪くなりますし、衛生的にも良くないと思いますので基本的には捨てたほうがいいと思います。綺麗にドライフラワーになれば比較的長い鑑賞期間があり、直射日光があたるところや湿度の高いところを避ければ、2ヶ月程は楽しめると思います。
さいごに
生花の状態を楽しんだ後でもドライフラワーとしても楽しめるスワッグは飾る場所さえ注意すれば、手入れをしたりすることもなく、長い間、楽しむことができます。自宅のインテリアやお店の装飾としても人気のあるフラワーデザインです。また、古くなったスワッグは余計な資材を使わないので基本的には燃えるゴミで簡単に捨てることができます。
フラワーデザインとしても比較的、簡単なので自分自身で作ってみたり、少し花材選びが難しいので、自分で作ったりするのに不安がある人は、各地でお花屋さんやフラワーデザイナーが行うワークショップが開催されていますので参加して、オリジナルのスワッグを作ってみるのも楽しいと思います。