夏の定番の花と言えばひまわりですね。お花屋さんのもたくさんの品種のひまわりが夏には並びます。そんなひまわりは切花だと夏の暑さに弱いです。せっかくだから少しでも長くひまわりを楽しめる方法を紹介したいと思います。
ひまわりってどんな花?
ひまわりはキク科の一年草の花でコロンブスがアメリカ大陸で発見したと言われています。ひまわり畑で見るひまわりは大きいものが多いですが世界最大のヒマワリはなんと9mを超える高さのひまわりがあります。ビルの3階ぐらいの高さでしょうか?もはや花が見えなさそうですね。
お花屋さんに出回ってるひまわりは比較的小ぶりのものが多く、品種もびっくりするぐらいあります。普段見るひまわりとは思えないような変わったヒマワリから、茶色のひまわり、八重咲きのひまわりなどとたくさんのひまわりがありますのでお気に入りのひまわりを見つけてみるのもいいかもしれません。
学 名 Helianthus annuus L. 分 類 キク科 ヒマワリ属 原産地 北アフリカ メ […]…
ひまわりを長持ちさせる方法
意外に思うかもしれませんが夏の暑さに強いイメージがあるひまわりですが、切花ですと暑いと早くだめになってしまいます。できるだけ長持ちさせるための注意点を紹介したいと思います。
バクテリアに注意
切花全般に言えますが、ひまわりを早くからしてしまう原因の一番はバクテリアです。バクテリアは産地で根から切り離された瞬間から少なからず切り口に付着しています。そうなると注意しようがないように思えるかもしれませんがバクテリアの繁殖を抑えることがひまわりを長く楽しむための秘訣となります。
まずは花瓶を綺麗にすることでバクテリアの繁殖を抑えることができます。また除菌スプレーなどを使うとより効果が高いです。そして、気温が高くなる夏場は花瓶の中の水の温度を上がりバクテリアの繁殖を促してしまいますのでできるだけ、涼しいところにかざることでバクテリアの繁殖をおさえることができます。
品質保持剤を使う
お花の長持ちさせる薬のことを品質保持剤やフラワーフードといいます。品質保持剤は各メーカーからたくさんの種類が出ていて成分が異なりますが家庭用の品質保持剤ならひまわりの場合はあまり気にしなくても大丈夫です。
エチレンガスに気をつけよう
エチレンは成長ホルモンの一種で植物の成長を早めてしまいます。よくリンゴとバナナを一緒にしてるとバナナが早く茶色くなってしまうのもエチレンガスの影響です。ひまわりは花自体はエチレンガスの影響はあまり受けないですがキク科の特徴でもある葉がエチレンガスの影響で黄化といって黄色く変色していましますのでエチレンガスが出る果物やタバコの煙などの近くに飾らない方がいいです。
なるべく葉っぱを取る
ひまわりの葉はエチレンガスの影響を受けやすいことと、もう一つは水が葉に行きにくく水下がりしやすいので先に取ってしまいましょう。また水に浸かりそうな葉は必ず取っておいた方がいいです。
水は少なめに
バクテリアが天敵のひまわりはバクテリアによって茎が茶色く変色します。というより茎が茶色く変色しているところはバクテリアに侵食されたところと言った方が分かりやすいかもしれません。茶色く侵食された部分は水に浸かっている部分なので水を少なくすることで侵食される部分を少なくすることができます。茶色く変色した茎は切り戻しをして再度、綺麗な花瓶と水にいけることでひまわりを長持ちさせることができます。
さいごに
ひまわりを見ているとなんだか夏だなって思いますね。実は切花だと真冬でもひまわりは流通していますが夏のイメージが強すぎてほとんど需要がないです。ひまわり畑に見にいってもたのしむことができますし、切花を買ってきてご自宅でもたのしみたい時に少しでも長く楽しめる方法を紹介させていただきました。少し、手間がかかることがありますがやってみるとそんなに大変ではないです。ポイントはバクテリアを繁殖させないために涼しいところに飾りこまめに水を変えることです。
部屋の中にひまわりがあると雰囲気も明るくなりますし、切花だとたくさんの種類のひまわりがあります。ぜひお花屋さんにいった際にはチェックしてみてください。