なんとなくスワッグと聞くと冬のイメージがする人もいると思います。ドライフラワー自体は17世紀頃のヨーロッパ北部では、寒い冬の季節に室内で楽しむためにインテリアとしてドライフラワーを飾っていたそうです。そんなスワッグは暑い夏の季節にも飾りやすくインテリアにもぴったりです。
そもそもフラワースワッグって?
ブーケを逆さに吊るして、ドアや壁に飾ることを目的にしたもので、ハンギングバンチやスプレイなんて言われたりもします。本来は魔除けだったり、クリスマスに常緑針葉樹をまとめた装飾として使われてきました。
最近ではワークショップやインテリアでも人気があり、ブーケを吊るして飾っておいて自然に乾燥せることでドライフラワーのブーケになっていき、長期間楽しむことができます。ナチュラルな雰囲気や手軽さから人気の高いフラワーデザインです。
夏にフラワースワッグがおすすめな理由
保水する必要がない
スワッグは生花で作られたブーケを吊るして飾ることで自然にドライフラワーになります。フラワーデザインにおいて保水をしないデザインの多くは管理が簡単になります。夏の暑い時期ですと長く生花を楽しもうとする場合、冬場よりたくさん水換えを行わないといけません。スワッグのように保水をしないということはその分、お手入れも必要なくなります。
長い間楽しめる
生花を本来のように花瓶に水をいれて飾ると夏の暑い季節ですと飾る場所にもよりますがお花が早くダメになってしまいます。これは花瓶の中の温度が高くなることでバクテリアの繁殖が早まり、お花を枯らしてしまいます。スワッグのように保水をしないデザインですとこのバクテリアの心配がないのとドライフラワーになることで長い間楽しむことができます。
ワイルドフラワーで夏らしく
ワイルドフラワーと聞くとあまり馴染みがないかもしれませんが比較的、丈夫でドライフラワーになりやすく、見た目もその名前のとおりワイルドな感じがするお花です。バンクシア、プロテア、リューカデンドロなどが有名です。モミの木やヒバ、常緑針葉樹を使うとクリスマスのイメージになりますがワイルドフラワーを使うことで夏らしいスワッグが出来上がります。
資材を使って夏らしく
スワッグもただブーケを吊るして飾るだけではなく、ラッピング用紙やリボン、オーナメントなどの資材を使うことでより夏らしくなったり、インテリアに合うようにしていくことができます。
さいごに
夏のように暑い季節だと、どうしてもお花を飾ることから遠ざかってしまいますがたくさんのフラワーデザインの中から夏にもおすすめできるデザインはたくさんあります。その一つがスワッグです。
スワッグは直射日光があたるところや湿度が高いところを避ければ、比較的簡単に楽しむことができます。生花が短い時間でドライフラワーに変わっていく姿を楽しんでみるのもいいと思います。