春におすすめなウェディングブーケの切り花ということで、春になると切り花の種類が増え、春らしい香りがある花や花色が可愛らしい花がたくさん出回り始めます。
季節柄、気温も暖かくなってきたこの季節に結婚式を挙げる方も多いと思います。記念すべき日にご自身に合う花でウェディングブーケを持つとより一層思い出になる結婚式になると思いますので今回紹介する花が参考になれば幸いです。
ウェディングブーケって
結婚式に欠かせないウェディングブーケですがなぜ必要なのかと思ったことはありませんか?ウェディングブーケの誕生にはいくつかの由来があります。
1つ目は「晴れの舞台の日に幸せを感じながらも不安になる気持ちを抱えてしまう花嫁の複雑な気持ちを和らげるために道端に咲いていた花を摘み、男性が持って行きました」というのが始まりと言われています。
2つ目は「19世紀から20世紀前半ごろのヨーロッパでは婚約した男性は女性に毎日花を贈る習慣があり、その時に男性が好んで送った花が果物のオレンジの白い花でした。オレンジは実がたくさんなることから子宝に恵まれるようにという願いも込められいたと言われています。」この習慣から結婚式の当日の朝に花婿から花嫁にブーケが贈られるようになったと言われています。
3つ目は「ヨーロッパではプロポーズをする際に男性は野に咲く花を摘みブーケにしてプレゼントをし、女性がそのプロポーズを受ける時には言葉の代わりにそのブーケから1輪の花を抜き男性の胸元にさします。」この男性の胸元に挿した花がブートニアの始まりとも言われています。
これらの由来はどれが正しいかはわかりませんが、どれも男性から女性に花をプレゼントしたことから始まってます。
日本でウェディングブーケが結婚式などで使われるようになったのは戦後の1965年ごろからと言われています。今ではさまざまなデザインのウェディングブーケがあり、結婚式には欠かせないものとなっています。
ウェディングブーケにおすすめの春の花
春の花といっても冬には流通してきますので冬のウェディングにも使える花が多いのも特徴です。春というと色鮮やかな花たちが多く感じますがホワイト系の花もたくさんあり、もちろん鮮やかな花もたくさんありの式で使うような清楚な白いウェディングブーケから、お色直し後や2次会といった場面に使用するようなウェディングブーケまでさまざまなシーンに合わせることができます。
アネモネ
ギリシャ神話だとアネモネが誕生した話は悲しい話になっているので花言葉もウェディングには合わないような言葉もありますが、春らしく可愛らしい花でウェディングシーンに関われず人気が高いはなです。もちろんウェディングブーケとしても使われることが多いです。
花言葉が気にる人は避けた方がいいかもしれませんがどんな花でもいい花言葉と悪い花言葉がありますのであまり気にしなくてもいいかもしれませんね。
春を代表する切り花で花色もシックな色合いから春らしく可愛らしい花色もで揃っていて、花らしい形がとても魅力的な花です。
アネモネの花言葉
【薄れゆく希望】【はかない恋】【恋の苦しみ】【見放された】【無邪気】【可能性】【期待】【清純無垢】【君を愛す】【堅い誓い】【あなたを信じて待つ】【信じて従う】【真実】【真心】 など
ラナンキュラス
冬から春にかけて多くの種類のラナンキュラスが出回り始めます。花色多さは切り花の中でもトップクラスで咲き方の違いで同じラナンキュラスとは思えないほどの違いもあります。また、花びらの枚数が多く発色のいいのも特徴の一つです。
豊富な種類があるラナンキュラスは、その種類の多さからメイン花材としも使えますし、サブ花材としも使える種類があるので、どんなウェディングブーケにも合わせることができるそんな切り花です。
ラナンキュラスの花言葉
【飾らない美しさ】【優しい心】【あなたは魅力に満ち溢れている】【幸福】【純潔】 など
ライラック
香りがよくブドウの房のように小花が密集して咲く可愛らしく、どんなシーンでも人気が高い切り花です。ライラックというとその名前の通りパープル系が多いのですが、ホワイト系やピンク系といった色合いの切り花も流通しています。
春のウェディングシーンではブーケとしも会場の装飾としても使われることもあり、種類によっては香りがあるので気にならないならおすすめできる花です。
ライラックの花言葉
【初恋】【恋の芽生え】【無邪気】【青春の喜び】【若さ】 など
スイートピー
春の花といえばという質問の答えとして必ず出てくるほど知られている春を代表する花のスイートピーは甘い柑橘系の香りとフリルのような花の形、花弁の薄さからくる透明感が特徴的で人気の高い切り花です。
春のウェディングブーケの花材としても使われることも多く、どちらかというとメイン花材というよりは、花色も豊富でどんなウェディングブーケにも合わせやすいので脇役のサブ花材として使われることが多いです。
スイートピーの花言葉
【門出】【別離】【優しい思い出】【永遠の喜び】【私を忘れないで】【蝶のように飛躍する】 など
ヒヤシンス
ヒヤシンスも春の花らしく香りがする花で切り花としても人気がある花です。種類によっては、香りが強いのでヒヤシンスの香りが苦手だったり、あまり香りがしないほうがいい人は避けた方がいいかもしれません。
花色もウェディングシーンに合うような色合いのヒヤシンスも多くあり、球根植物ということもあって丈夫なのが特徴です。
ヒヤシンスの花言葉
【しとやかな可愛らしさ】【あなたとなら幸せ】【初恋のひたむきさ】【変わらぬ愛】【誠実さ】【心静かな愛】【控えめな愛らしさ】 など
チューリップ
春の切り花の代表的な花で不動の人気があるのがチューリップです。この花ほど動きのある花は少なく種類によっても変わってきますが切り花なのに茎はぐねぐねと動き、花は開いたり閉じたりします。
春のウェディングブーケの花材としても人気があるのですが、動きがあるので当日の気温や天候には少し注意が必要です。といっても式場のフローリストがしっかり管理していると思うのであまり心配することはないと思います。
チューリップの花言葉
【愛の芽生え】【誠実な愛】【名声】【正直】【照れ屋】【愛の告白】【不滅の愛】【美しい目】 など
スカビオサ
一年を通して流通している春に咲く花で様々な形と花色の豊富さが特徴のスカビオサはウェディングブーケの花材としても人気のある切り花です。
一年を通して流通しているので春以外のさまざまな季節に使うこともできます。細い茎の割には大きな花を咲かせ空気感があるどこか優しげな雰囲気が魅力的な花です。
スカビオサの花言葉
リューココリーネ
甘いチョコレートのような香りがするリューココリーネは密かに人気がある切り花で可愛らしい花の形とすらっとしたラインが綺麗な茎が魅力的です。
リューココリーネというとパープル系が多く出回っていますがホワイト系のものも出回っていますのでウェディングブーケにもおすすめできます。けして主役となるような存在感がある花ではないのでサブ花材としてブーケを引き立ててくれるでしょう。
学 名 Leucocoryne ixioides 分 類 ユリ科 レウココリネ属 原産地 南アメリカ […]…
リューココリーネの花言葉
フリージア
甘い香りがして、特徴的な形をするフリージアはイエロー系の花がポピュラーですがホワイト系のフリージアも出回っていますので春のウェディングブーケの花材としても使われることがあります。
蕾だと華やかさに欠けるので開いた状態のフリージアを使うといいでしょう。こちらもメイン花材として使うよりはサブ花材としてウェディングブーケを引き立ててくれるような切り花です。
フリージアの花言葉
【無邪気】【純粋】【あこがれ】【感受性】【あどけない】 など
ムスカリ
球根植物のムスカリはよく見るのがパープル系の花を咲かせるムスカリですがホワイト系やグリーン系のムスカリの出回っています。
丈夫な花ですが切り花だと茎が短いので大きめのウェディングブーケにはむかないですが、可愛らしく人気のある花です。
特徴的な形をしていますが大きさも大きくないのでサブ花材として他の花を引き立ててくれる切り花です。
ムスカリの花言葉
【信じ合う心】【明るい未来】【寛大な愛】
などシャクヤク
シャクヤクが出回る時期は短く限定的で4〜6月なのでこの時期に結婚式をあげる方にはおすすめできる切り花です。
八重咲きの芍薬は豪華でメイン花材とし十分すぎるほどの存在感があります。しかし和装ならいいのですが、シャクヤクと聞くと和のイメージが強いと思いますので他に合わせる花材が和テイスト強いと和風のウェディングブーケになってしまいます。
ウェディングドレスに合わせて洋風にしたい場合はシャクヤクに合わせる花材で調整して洋のイメージに近づけるといいでしょう。
学 名 Paeonia lactiflora 分 類 ボタン科 ボタン属 原産地 中国北部からシベリ […]…
シャクヤクの花言葉
【はにかみ】【誠実】【幸せな結婚】 など
スズラン
海外ではスズランのみのブーケを持って結婚式をしているシーンを見たことある人もいると思います。日本ではあまり馴染みがないかもしれませんがスズランはヨーロッパを中心に、愛する人に贈る幸福のシンボルとされる花として送られることが多い花なんです。
花の名前のように鈴の方な花が連なって咲く可愛らしい花で豪華なというよりは可憐なイメージがある花です。シンプルにスズランだけのウェディングブーケも素敵ですし、他の春の花と合わせて使うのもおすすめです。
スズランの花言葉
【再び幸せが訪れる】【純粋】【純潔】【謙遜】【癒し】 など
さいごに
春の結婚式に使うウェディングブーケにおすすめな花をご紹介させていただきましたが、けしてこれらの花を使わなければならないということではないのでみなさんに合った花を使っていただければいいと思います。
ウェディングブーケといっても使う花やデザインによって、無数に存在してきます。ご自身に合ったブーケを見つけれる参考になれば幸いです。