学 名 | Scabiosa atropurpurea | Scabiosa caucasica | Scabiosa stellata |
分 類 | マツムシ科 スカビオサ属 | マツムシ科 スカビオサ属 | マツムシ科 スカビオサ属 |
原産地 | 西ヨーロッパ | コーカサス地方 | 西ヨーロッパ 西アジア |
別 名 | スケイビアス | スカビオサ・コーカシカ | スカビオサファンタジー |
和 名 | 西洋松虫草 | コーカシス松虫草 | ステルンクーゲル |
英 名 | Pincushion flower | Caucasica | Stellata |
花言葉 | 愛を失った 風情 など | 愛を失った 風情 など | 不思議な魅力 など |
出回り時期 | 周年 | 周年 | 周年 |
開花時期 | 5〜6月 | 4〜6月 10〜11月 | 5〜6月 |
水揚げ方法 | 水切り | 水切り | 水切り |
どんな花?
スカビオサといってもたくさんの種類があり、日本に自生する松虫草の仲間であるが松虫草は栽培が難しく高冷地で一部栽培される程度のなので一般的に切り花として出回っているのはヨーロッパ原産で丸い形のスカビオサ・アトロプルプレアとコーカサス地方が原産で平たいスカビオサ・コーカサスの2種類が出回っています。
それ以外には花が終わった後の姿が丸くてカサカサしたドライフラワーの花材としても人気なスカビオサ・ステルンクーゲルが出回っています。ちなみにステルンクーゲルはドイツ語で「星の球」という意味だそうです。
スカビオサの花言葉
花が開花しているスカビオサ・アトロプルプレアやスカビオサ・コーカシカと花が終わった後のスカビオサ・ステルンクーゲルは花言葉が違ういます。
スカビオサ・アトロプルプレアとスカビオサ・コーカシア
【愛を失った】【風情】
【敏感】【無からの出発】
【不幸な愛】【私は全てを失った】
【未亡人】
スカビオサ・ステルンクーゲル
【不思議な魅了】
長く楽しむには?
茎が細く比較的柔らかいのであまり切れないハサミやフローリストナイフを使うと茎の中の導管を潰してしまい水上がりが悪くなります。
花を咲かすのにエネルギーを使うので糖分を必要とします。またバクテリアの影響を受けやすいのでこまめな水換えと品質保持剤が有効的なので使うことで花保ちがよくなります。
スカビオサの種類
スカビオサは切り花の中では品種が多く出回っています。花色も形もたくさんある切り花です。
ライトピンク系
- サクラピンク
- キスライトピンク
- モモコ
- ピンクシェル
- ホワイトサーモン など
ダークピンク系
- アイリ
- スーパーピンク
- ピンクサファイヤ
- ローズピンク
- テマリマドカ など
レッド系
- クラシックレッド
- ケインカーマイン
- ブラックナイト
- ポンポンブラック
- ラオゥユウセイ など
イエロー系
- アプリコット
- イエロームーン
- テラアプリコット
- テライエロー など
グリーン系
- ピューレグリーン
- プチグリーン
- グリーンボール
- スターリーフ
- ライム など
ライトパープル系
- グラマラスライラック
- コンプリメント
- パープルレイン
- ライトラベンダー
- ラベンダーピコティ など
ダークパープル系
- アメジスト
- アランドロン
- テマリワイン
- ナナディープパープル
- ファニーパープル など
ブラウン系
- チョコ
- チョコレート
- テラポンポンブラック など
ホワイト系
- シュガーソルト
- 白い貴婦人
- スノーメイデン
- ダブルホワイト
- ピュアホワイト など
変わったスカビオサ
- ステンクーゲル
- プチ変な奴
- まりも など
さいごに
細い茎に空気感があり可憐な花を咲かすスカビオサは切り花の中でも人気が高く、花色や形も豊富にある花です。
花保ちは、けして悪くないですが温度が高いと花保ちが悪くなってきます。茎が細いので導管が潰れやすく注意が必要です。
花自体はドライフラワーにならないですがスカビオサの中でもステルンクーゲルという花が咲き終わった状態は簡単にドライフラワーにすることができ人気のある花材の一つです。
フラワーデザインでも人気が高く、小さなデザインのものならスカビオサを主役として使うこともできます。フラワーアレンジメントでもブーケでも茎が細いので使いづらい部分もありますができるだけ茎が硬くしっかりしたものを選ぶといいでしょう。