学 名 | Cerasus(Prunus) |
分 類 | バラ科 サクラ属 |
原産地 | 日本 韓国 北半球温帯地域 |
別 名 | 夢見草(ゆめみぐさ) 挿頭草(かんざしぐさ) 曙草(あけぼのぐさ) など |
和 名 | 桜(さくら) |
英 名 | Cherry blossoms(チェリーブロッサム) |
花言葉 | 精神の美 優美な女性 優れた教育 純潔 など |
出回り時期 | 12月〜4月 |
開花時期 | 2月〜5月 |
水揚げ方法 | 水切り 割る 空切り |
どんな花木?
日本の国花でもある桜は日本特有の樹木であり、古い昔からありました。桜という名前には諸説あり、信憑性があるものは少なく、古事記には「大山津見神之女、名は神阿多都比売、またの名は木花之佐久耶非売(このはなのさくやひめ)」とあり、この佐久耶(さくや)が桜だと言われている説があったりとこの他にも諸説あります。
その中でも一般的に言われているのが富士山記には「大山祇命の女、木華咲耶姫命が、父命(みこと)の命をうけ、富士山の桜の種子を植えた。」と記されている。木華咲耶姫命は桜の華の神様とされており、日本の花の神様でもあります。また、瓊々杵尊(ににぎのみこと)の皇妃でもあり、彦火々出見尊(ひこほほでみのみこと)の母親です。
瓊々杵尊(ににぎのみこと)の大和地方での歌に「これはハバカや 薄赤に白き万家上(よろずやえ)に 花咲くは 幸(さきく)に咲くらむ 寿(ほぎ)くに咲くらむ 美し花かも なりに」この歌の咲くであろうという意味の「咲くらむ」という古語の動詞未然形から名付けられたというのが一般的に言われています。
仲間や知り合いをお客さんのように見せること「サクラ」と言ったりしますがこれは、桜の種類は多く、花の区別がつきづらいことから、お客さんなのか、仲間知り合いなのか区別がつきにくいに当てはめた隠語と言われています。
桜(さくら)の花言葉
桜の花言葉は品種の違いで花言葉も違ってくるようです。
桜(さくら)全般の花言葉
【精神の美】【優美な女性】
【優れた教育】【純潔】
八重桜(やえざくら)
【豊かな教育】【理知の富んだ教育】
【善良な教育】【しとやか】
染井吉野(そめいよしの)
【高貴】【優れた美人】【精神愛】
枝垂れ桜(しだれざくら)
【優美】【ごまかし】【淡白】
長く楽しむには?
桜は水上がりがいいので、細い枝は斜めに切って、太い枝は茎を縦に割ったり、十時に割ると水上がりがよくなります。また品質保持材を使うことで糖分が発色を良くし、花保ちも良くしてくれます。
桜(さくら)の種類
桜といっても種類は多く時期によって出回ってくる桜も違ってきまがお花屋さんでよく売られているの桜は、4種類です。
啓翁桜(けいおうざくら)
八重桜(やえざくら)
彼岸桜(ひがんざくら)
東海桜(とうかいざくら)
これら以外にも少ないですが切り花として流通している桜もあります。
- 啓翁桜(けいおうざくら)
- 河津桜(かわずざくら)
- 東海桜(とうかいざくら)
- 寒桜(かんざくら)
- 枝垂れ桜(しだれざくら)
- 染井吉野(そめいよしの)
- オカメ桜
- 彼岸桜(ひがんざくら)
- 修善寺桜(しゅぜんじざくら)
- 大山桜(おおやまざくら)
- 吉野桜(よしのざくら)
- 陽光桜(ようこうさくら)
- 勝道桜(しょうどうざくら)
- 右近桜(うこんざくら)
- 山桜(やまざくら)
- 関山(かんざん) など
さいごに
日本といえば桜、春といえば桜、日本の春に欠かせない花であることは間違い無く、毎年人々を華やかにしてくれる存在でもあります。桜を知らない人はいないかと思いますが、お花屋さんで売られていることは知らない人もいるかと思います。春のイメージが強いですがお花屋さんに出回り始めるのは冬の12月ごろからで寒い時期でも楽しむことができます。
切り花で流通している桜の大きさは長さが短い60㎝程度のものから2mを超えるような大きなものまでたくさんあります。ご自宅で飾る際には大きな桜は使いづらいと思いますので小さめの桜のほうが使いやすいです。
フラワーデザインでもよく使われる花材で、注意することはしっかりと向きがあることです。植わっている桜を見てもらえればわかるのですが、桜は上に向かって枝が伸びているのは少なく、横に向かって伸びているのが多いです。なので立てて桜の枝を使うときは枝ぶりに注意しないと違和感満載の作品になってしまいます。