学 名 | Paeonia lactiflora |
分 類 | ボタン科 ボタン属 |
原産地 | 中国北部からシベリア南部 |
別 名 | 夷草(えびすぐさ) 貌佳草(かおよぐさ) 花の宰相(はなのさいしょう) |
和 名 | 芍薬(しゃくやく) |
英 名 | Chinese peony (チャイニーズピオニー) |
花言葉 | 恥じらい 謙虚 おもいやり はにかみ 誠実 幸せな結婚 など |
出回り時期 | 3月〜7月 |
開花時期 | 5月〜6月 |
水揚げ方法 | 湯揚げ |
どんな花?
芍薬は漢名の音読みで別名の夷草(えびすぐさ)は外国から来た植物の意味で、貌佳草(かおよぐさ) は花が華麗なことから由来され、花の宰相(はなのさいしょう)はぼたんが花の王であることに対して名付けられた名前です。英名のChinese peony (チャイニーズピオニー)のpeony (ピオニー)はギリシャ神話に出てくる医者の名前「Paeon」から由来していると言われています。
中国では「百花王」と呼ばれるのに対して芍薬は「花の宰相」と呼ばれ、中国北部、東南部、朝鮮半島が原産で日本に来たのは古く中国から朝鮮半島を経てきたと言われえており、当時は鑑賞用としてではなく、根を薬用にするためのものでした。
中国の芍薬は日本だけではなく、他の外国にも渡り品種改良された芍薬を洋芍(ようしゃく)と呼び中国から日本にきた芍薬を和芍(わしゃく)と呼ばれています。
シャクヤクの花言葉
シャクヤクは花色の違いで花言葉も違ってくるようです。
シャクヤク全般の花言葉
【恥じらい】【謙遜】
【思いやり】
ピンク系
【はにかみ】
レッド系
【誠実】
ホワイト系
【幸せな結婚】
長く楽しむには?
芍薬は花が咲いてから散るまでが早く、花が咲いている期間はあまり長くないです。また蕾に蜜が付いていると花が咲きづらくなり咲かないことがあるのである程度拭き取ったり、軽く蕾を揉んであげることで咲きやすくなります。
シャクヤクの種類
芍薬にはさまざまな咲き方があり、主に一重咲き(ひとえさき)、金しべ咲き(きんしべさき)、翁咲き(おきなざき)、冠咲き(かんむりさき)、手毬咲き(てまりさき)、半ばら咲き、ばら咲き、半八重咲きの8タイプに分類されています。
ライトピンク系
- かぐや姫
- サラバーンピンク
- 滝の粧
- 大連華
- 初桜 など
ダークピンク系
- アカツキ
- コーラルシュプリーム
- シザレア
- つばき姫
- ポーラフェイ など
レッド系
- カリーナ
- キャロル
- 紅信濃
- レッドグレース
- レッドレッドローズ など
イエロー系
- イエロークラウン など
ホワイト系
- 相模
- 白雪姫
- フェスティバルマキシマ
- 雪化粧
- ランドール など
さいごに
「立てば芍薬、座れば牡丹、歩く姿は百合の花」ということわざにもあるように美しい女性の姿を表す芍薬は季節限定の切り花で一年を通して売ってることはありません。
花が咲いた姿は華やかで人気がある切り花で一輪でも存在感があります。
フラワーデザインで使う際にはフラワーアレンジメントでもブーケでも芍薬は蕾の時は小さいですが花が咲くと大きくなるので蕾を使うさにはある程度の空間をとって使うといいでしょう。