学 名 | Viola×wittrockiana |
分 類 | スミレ科 スミレ属 |
原産地 | 北ヨーロッパ 西アジア |
別 名 | ビオラ |
和 名 | 三色菫(さんしきすみれ) 遊蝶花(ゆうちょうか) 胡蝶草(こちょうそう) |
英 名 | Pansy (パンジー) |
花言葉 | 思想 物思い 私を思ってください 心の平和 純愛 ゆるぎない魂 など |
出回り時期 | 12月〜4月 |
開花時期 | 11月〜4月 |
水揚げ方法 | 水切り 湯揚げ |
どんな花?
パンジーと聞くとガーデニングや園芸で使う苗物のイメージがあり、多く売られていますが切り花用としても栽培され売られています。園芸用のパンジーと切り花用のパンジーの違いは丈の長さで園芸用は短いの対して切り花用は丈の長さが長いものが出回っていてフラワーデザインでも使いやすくなっています。
パンジーの名前の由来は物思うというフランス語の「パンセ」からきたと言われており、ややうつむきに咲かす花が物思いにふける人を想像させることからと言われています。
和名の三色菫(さんしきすみれ)は、花に紫色、黄色、白色のがまじっているすみれのことで遊蝶花(ゆうちょうか)や胡蝶草(こちょうそう)は花の形が蝶の飛ぶ姿に似ていることから由来されています。
パンジーが日本に来たのは1864年(元治1)と言われています。
パンジーとビオラの違いって?
パンジーとビオラは同じ花ですが違いは花の大きさです。簡単にいうと大きいのがパンジーで小さいのがビオラです。
パンジー
花の大きさが5㎝以上の大きさ
ビオラ
花の大きさが5㎝以下の大きさ
食べれるパンジー
見た目が可愛らしいパンジーは食べれる食用のパンジーもあります。いわゆる、食用に栽培されている「エディブルフラワー」といわれている花でパンジーは特に主張する味もないのでどんな料理にも合わせやすですし、繊維質が豊富でβカロテンはなんとトマトの4倍もあると言われています。
パンジーの花言葉
パンジーは花色の違いで花言葉も違ってくるようです。
パンジー全般の花言葉
【思想】【私を思ってください】【心の平和】
【純愛】【ゆるぎない魂】
イエロー系
【記憶】【田園の喜び】【つつましい幸せ】
オレンジ系
【天真爛漫】【イノセント】
パープル系
【思慮深い】【誠実】【忠実】【律儀】
ホワイト系
【愛の思い】【温順】【温和】
長く楽しむには?
特に注意することはありませんが湿度が高いと花にシミが出たりしますので、風通しのいいところに飾るといいでしょう。
花弁が丈夫なパンジーはドライフラワーとしても楽しむことができます。
パンジーの種類
切り花のパンジーは園芸用のものに比べて少ないですがフラワーデザインに使いやすい丈の長いものがあります。普通のパンジーのような咲き方ものあれば可愛らしいフリル咲きのパンジーもあります。
ピンク系
- キャンディピンク
- 春の粧
- フランペピンク など
レッド系
- フランチフリルレッド など
イエロー系
- イエロークイーン など
パープル系
- パープルクイーン
- ビオラヴァイオレット
- ビーコンブルー
- フランペライラック
- フレンチフリルピンク など
ホワイト系
- ホワイトマルーンシーミー など
ミックス系
- オルキブルーシェード
- カンカン
- ムーランフリル
- ムーランルージュ など
さいごに
パンジーと聞くと花壇などに植われているイメージがあると思いますが切り花用としても流通しています。切り花用の特徴はフラワーデザインしやすいように丈が長めなのが特徴です。といっても長めでも30㎝ほどなので長いというほどでもないのですが園芸用のパンジーはもっと短いのです。
かわいらしい花の姿が最近では人気が高く、ご自宅に飾るにもいいですし、フラワーアレンジメントにもブーケにも相性がいいです。茎が柔らかいのでつかいずらい部分もありますが注意すれば特にきにするほどでもないと思います。
花弁の丈夫なパンジーはドライフラワーにもなるのでドライリースなどのデザインもいいと思います。また、食用で栽培されている「エディブルフラワー」としても人気があるのでサラダなどの料理にも使えるので、フラワーデザインと料理で合わせてパーティに使うなんていうのもおしゃれだと思います。