学 名 | Nepenthes |
分 類 | ウツボカズラ科 ウツボカズラ属 |
原産地 | 熱帯アジア マダガスカル オーストラリア北部 など |
和 名 | 靭葛(うつぼかずら) |
英 名 | Nepenthes (ネペンシス) Pitcher plant (ピッチャープラント) |
花言葉 | 甘い罠 絡みつく視線 油断 危険 など |
出回り時期 | 周年(鉢もの) |
開花時期 | 6月〜7月 |
水揚げ方法 | 水切り |
どんな花?
学名のネペンシスはギリシャ語で憂いを払うという意味が由来とされています。和名の靭葛(うつぼかずら)は食虫能力がある袋が、矢を入れて、背中に背負う武具の靭(うつぼ)に似ていることからと言われています。また漢名では豚を入れて運ぶ籠の猪籠(ちょろう)に似ていることから、猪籠草(ちょろうそう)と呼ばれています。
ウツボカズラは熱帯アジアに多く生息している蔓性の食虫植物で、生きた植物として、日本に来たのは1829年(文永12年)ごろと言われており、枯れた状態で日本に来たのは不明となっています。また、日本で温室栽培が始まったのが1889年(明治22年)ごろと言われています。
ウツボカズラの花言葉
【甘い罠】【絡みつく視線】
【油断】【危険】
長く楽しむには?
ウツボカズラは鉢から切り離して切り花にしても花保ちがよく、丈夫で長持ちします。
せっかく買ったり、貰ったお花がすぐに枯れてしまったら、残念ですよね。中にはお花は枯れたら捨てるって割り切ってる方やなるべく長持ちさせたいと思ってる方もいらっしゃいます。今回はお花を長持ちさせる方法をお話ししたいと思います。お花を[…]
ウツボカズラの種類
ウツボカズラが切り花で出回ることはほとんどありません。フラワーデザインなどで切り花として使われているのは鉢もののウツボカズラを使っていることがほとんどです。
ウツボカズラの品種
- ネペンシス・アラタ
- ネペンシス・アンプラリア
- ネペンシス・ビカルカラータ
- ネペンシス・ブルケイ
- ネペンシス・ローウィー
- ネペンシス・レディラック
- ネペンシス・ラフレシアナ など
さいごに
ウツボカズラは切り花でお花屋さんに並ぶことはほとんどなく、鉢ものとしての流通がほとんどです。しかし、フラワーデザインでは、個性的で少しグロテクスな見た目が人気があり、鉢もののウツボカズラを切り取って切り花として、作品に使うことがよくあります。
ご自宅で飾る際には、鉢ものの方が長く鑑賞できるのであえて切り花にすることはないかもしれませんが、土を家の中に入れてくないなどといった場合は切り花にして飾ってもいいかもしれません。切り花にしたウツボカズラは鉢ものとは少し違った雰囲気をあるのも確かです。
フラワーデザインで使う際には、ブーケで使うのは難しい花材で工夫が必要となりますが、フラワーアレンジメントなら作品のポイントとなり、個性的な作品になります。合わせる花材は同じ食虫植物のアランセラなどやワイルドフラワーなどが相性がいいです。また、ウツボカズラは食虫能力がある袋に水を貯めることができるので袋部分にも花をいけることも出来ます。