学 名 | Limonium sinuatum |
分 類 | イソマツ科 リモニウム属 |
原産地 | ヨーロッパ 地中海沿岸など |
別 名 | シーラベンダー リモニウム |
和 名 | 花浜匙(はなはまさじ) 三角(さんかく) |
英 名 | Sinuatum (スターチス) |
花言葉 | 永久不変 いたずら心 驚き |
出回り時期 | 周年 |
開花時期 | 5〜7月 |
水揚げ方法 | 空切り 湯揚げ |
どんな花?
スターチスの仲間は世界の海辺や草原に自生していてたくさんの種類があります。色の付いているところは花ではなく萼筒(がくとう)と呼ばれる部分で花はそこからのぞくように咲きます。
シチリア、パレスチナ、北アフリカなどの地中海沿岸が原産の多年生草本ですが日本では一般的に一年生草本扱われています。
日本に来たのは昭和初年ごろと言われており、和名は花浜匙(はなはまさじ) や三角(さんかく)と呼ばれています。
比較的新しい切り花でスターチスの名前はリモニウム属の旧属名で植物学上では用いられていませんが一般的にはスターチスとして流通しています。
長く楽しむには?
花は萼筒(がくとう)の中からのぞくように咲くので目立たないので主に萼筒(がくとう)が鑑賞部分になります。そのため、鑑賞期間は長い切り花です。
ただし、湿度が高いと蒸れやすくカビを発生させてしまうこともあるので風通しのいいところに飾るといいでしょう。また葉が水に浸かっていると腐りやすくバクテリアを発生してしまうので水に浸かる部分の葉は取って、こまめに水換えをすることでより長く楽しむことができます。
また、萼筒(がくとう)はカサカサしていて、ドライフラワーにも比較的簡単になり、人気が高く、ドライにすることでより長い間楽しむことができます。
スターチスの種類
一般的に切り花として流通しているスターチスは一年生草種と宿根草種そして交配種が流通しています。
一年生スターチス
ライトピンク系
- アイスターソフトピンク
- エッチピンク
- キノラベンダーピンク
- 桜吹雪
- ブライダルクイーン など
ダークピンク系
- ガイナローズ
- ジュピターエーゼ
- バービリオンレッド
- プライムラブリー
- モナリザルビー など
レッド系
- ガーネット
- ビビットレッド
- ロゼア など
オレンジ系
- アプリコット
- オレンジカレット
- オレンジライム
- バレンシアオレンジ
- メイプルオレンジ など
イエロー系
- イエローサンバード
- ゴールデンスター
- ジュエリーイエロー
- ボンジェリー
- マックスイエロー など
パープル系
- アトランティックブルー
- エンゼルクリスタル
- サムライブルー
- セイシャルラベンダー
- ミルキースカイ など
ホワイト系
- キャニオンスノー
- マーブルホワイト
- スノークイーン
- ホワイトクラウン
- ミルキーウェイ など
宿根性スターチス
ライトピンク系
- 飛鳥
- イチゴボンボン
- 乙女桜
- トールエミールピンク
- フラミンゴ など
ダークピンク系
- 彩夏
- 紅梅
- 紅天
- 電光石華
- 紅小町 など
レッド系
- 宴 など
イエロー系
- カナリーダイヤモンド
- キノゴールド
- ゴールデンダイヤモンド
- スーパーゴールド
- 山吹 など
グリーン系
- アクオス
- グリーンキャッスル
- プラチナグリーン
- ライムグリーン
- ラスカルグリーン など
パープル系
- アルタイカ
- オハイオブルー
- ブルーファンタジア
- ミスティブルー
- ラプソディーブルー など
ホワイト系
- エバースノー
- キノエンジェル
- クリアダイヤモンド
- マウンテンダイヤモンド
- マルチーズ など
さいごに
スターチスと聞くと少し地味で花保ちの良さとドライフラワーになっても色が変わらないことから仏花のイメージがなんとなくありますがよく仏花で使われるパープル系のスターチス以外にもたくさんの花色があります。
アンティークっぽい色合いのスターチスや優しい淡い色合いのスターチスとたくさんあるのでけ最近では地味なイメージはなくなって来ていると思います。
ドライフラワーでは昔から簡単で綺麗にできることから人気がある花材です。花色も豊富なので地味になりがちなドライフラワーでも華やかさを出してくれる花です。
フラワーデザインではフィラフラワーとして使われることが多いスターチスでフラワーアレンジメントでもブーケでもリースでも使いやすい花材です。ただし蒸れるとカビやすいのである程度の空間を取ることで長く楽しむことができます。