学 名 | Hyacinthus orientalis |
分 類 | ユリ科 ヒアシンス属 |
原産地 | 地中海沿岸 北アフリカ |
和 名 | 錦百合(にしきゆり) 風信子(ふうしんし) 夜香蘭(やこうらん) |
英 名 | Hyacinthus(ヒアシンス) |
花言葉 | 遊戯 遊び スポーツ ゲーム 悲しみを超えた愛 など |
出回り時期 | 11月〜5月 |
開花時期 | 3月〜4月 |
水揚げ方法 | 空切り 水切り |
どんな花?
チューリップと並んで春の球根植物の代表的な花で香り高いのと花が連なって咲くのが特徴的なヒアシンスはギリシャ神話に出てくる美少年の名前が由来です。
ギリシャ神話では、スパルタ王の王子ヒュアキントス(ヒアシンス)は太陽神アポロンと西風の神ゼフィルスの二人の神から愛されていましたがヒュアキントス(ヒアシンス)は太陽神アポロンの方が好きでした。ある日ヒュアキントス(ヒアシンス)と太陽神アポロンが仲陸ましく円盤投げをしていたのを知った西風の神ゼフィルスが嫉妬し、太陽神アポロンが投げた円盤に強い西風を吹きつけたら、ヒュアキントス(ヒアシンス)の額にぶつかり、死んでしまいます。その際に地上に流れた血から咲いた紫色の花にヒュアキントス(ヒアシンス)の名前をつけ呼ぶようになりました。
和名の風信子(ふうしんし)はヒアシンスの音を漢字に当て込んでつけれた名前で昔はハヤシンスと呼ばれていたそうです。また、夜香蘭(やこうらん)と錦百合(にしきゆり)はヒアシンスの花の美しさから呼ばれていたそうです。
日本に来たのはチューリップと共にフランスから文久3年(1863年)に輸入されました。明治時代にはヒヤシントーやハヤシンス、ヒヤシントなどと呼ばれていました。
ヒヤシンスの花言葉
ヒヤシンスは花色の違いで花言葉も違ってくるようです。
ヒヤシンス全般の花言葉
【遊戯】【遊び】【スポーツ】
【ゲーム】【悲しみを超えた愛】
ピンク系
【しとやかな可愛らしさ】
イエロー系
【勝負】【あなたとなら幸せ】
レッド系
【嫉妬】
パープル系
【悲しみ】【悲哀】
【初恋のひたむきさ】【謝意】
ブルー系
【変わらぬ愛】【貞淑】【誠実さ】
ホワイト系
【心静かな愛】【控えめな愛らしさ】
長く楽しむには?
ヒヤシンスは水上がりもよく、蕾まで咲き花保ちがいい切り花です。特に気をつけることはないですが切り花で買う際には茎がしっかりした丈夫なものを選ぶといいでしょう。
ヒヤシンスの種類
ヒアシンスの名前の由来通りパープル系の色合いが多い花です。他にも色合もあり香りが強いのが特徴的です。
ピンク系
- アンナマリー
- スイートインビテーション
- チャイナピンク
- アプリコットパッション
- ヤンバス など
ダークピンク系
- ウェスパーロッドピンク
- ジャズ
- ピンクカップ
- キングストン
- ダブルプリセス など
オレンジ系
- シプシークイーン など
イエロー系
- イエロークイーン
- イエローベイビー など
ブルー系
- ブルーオーシャン など
パープル系
- アンナリサ
- ウッドストック
- シティオブブラッドフォード
- パシフィックオーシャン
- ブルースター など
ホワイト系
- アイオロス
- アンタルティカ
- トップホワイト
- ホワイトキング
- リノサンス など
さいごに
春の花の代名詞のヒアシンスは茎がぐんぐん伸びてしまいますが蕾まで咲くので花保ちがいい花です。しかし、花が咲いてくると頭が重くなってきて下に垂れ下がってきてしまい、花瓶の淵で重さで折れてしまうことがあるので注意が必要です。
茎が綺麗なのでシンプルにガラス花器に飾ってもおしゃれです。その際には花瓶の淵がシャープなものは避けて丸みを帯びているもの方が垂れ下がってきたときに茎が折れにくくなります。また水耕栽培をしながら飾ったりするのもおしゃれで長く楽しむことができるのでおすすめです。
フラワーデザインでも人気の花ですが茎が短めなのでブーケに使う際には大きさに注意が必要です。フラワーアレンジメントなどでフローラルフォームに刺す際に茎が太いので最初のうちに刺しておかないと刺す場所がなくなってしまうので注意が必要です。また茎が伸びたり垂れ下がってくるのでsの辺を考慮してデザインするとまとまりやすいです。