学 名 | Aspidistra elatior |
分 類 | キジカクシ科(ユリ科) ハラン属 |
原産地 | 日本 中国 |
和 名 | 葉蘭(はらん) 馬蘭(ばらん) |
英 名 | Iron plant (アイロンプラント) Barroom plant(バルームプラント) |
花言葉 | 平癒 強い心 強い意志 など |
出回り時期 | 周年 |
開花時期 | 3月〜5月 |
水揚げ方法 | 湯あげ 水切り |
どんな葉?
漢字で葉蘭(はらん)と書くのは、葉が鑑賞目的の蘭の意味になります。また、学名はギリシャ語で「小楯」という意味のAspidistraと「星」という意味のelatiorが組み合わさってできたと言われています。
もともとは中国が原産で利尿や腹痛などの薬草として渡来し、古くから日本の庭園などに観葉植物として植えられてきましたが、鹿児島県の南にある黒島にハランが自生しているのが発見されました。
お寿司の敷き葉としても使われるのは、見た目の美しさに加えて殺菌作用があるからです。
葉蘭(はらん)の花言葉
【平癒】【強い心】【強い意志】
長く楽しむには?
ハランは水上がりもよく、丈夫な切り花の保ちもいいです。水揚げさえしっかりしてあれば、特になにもしなくても長く楽しむことです。また、ダメになってきたら、葉が黄色く変色してきます。
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葉蘭(はらん)の種類
ハランは斑といって葉のに入った斑点や模様によって、種類が違います。よく、切り花で出回るハランは、斑が入っていないものと斑入りのものがあります。
斑入りのハランは斑の入り方によって名前が違います。
斑入り葉蘭
葉の表面に白色や黄白色の斑や線が入ったハラン
星葉蘭
葉の表面に縞状や星状の斑が入ったハラン
旭葉蘭
葉の先端に白色の覆輪状の斑が入ったハラン
葉蘭(はらん)の品種
- アオハラン
- 天の川ハラン
- 縞ハラン
- あけぼのハラン
- 旭ハラン など
さいごに
いけばなの花材として使われたり、観葉目的で庭に植えられたりと古くから日本人に馴染みがあり、よく使われることが多い切り花です。
ハランはさまざまな使い方ができ、斑の模様をいかして飾ってもいいですし、丸めたり、ガラス花器の中に入れて中身を隠すように使ったりと、アイディア次第でいろんな使い方があります。
また、丈夫な葉は切り取ってアイロンを当てると色があまり落ちずにドライにもなるので、花器やベースなどになりつけて使ったりもでき、工作的な使い方もできるのがハランの魅力にもなります。
フラワーデザインでのグリーンの使い方の基本はハランでできるので、練習で使うのもおすすめです。