フラワーアレンジメントメソッド【Level.12】花材をまとめることで存在感を出すグルーピングをご紹介!!

今回はフラワーアレンジメントメソッド【Level.12】花材をまとめることで存在感を出すグルーピングをご紹介!!と言うことで、グルーピングに関しては、前回のフラワーアレンジメントメソッド【Level.11】フォーカルポイントとフォーカルエリア!!目立つところ作ろうでも、少し触れましたが、もう少し詳しく説明していきたいと思います。

特にフォーカルエリアはこのグルーピングを使うことが多いので、フォーカルエリアを綺麗に見せるために必要なります。

あまり、詳しく説明していることが少なく、「グルーピングって同じ花材をまとめること」だと思っている人も多いかと思います。

確かにその通りなんですが、それだけではないです。しっかりグルーピングのことを知ることであなたのフラワーアレンジメントが一味も二味も六味ぐらいは変わってきます。

ポイントは基本の4つのグルーピングとその組み合わせになります。

グルーピングって?

冒頭でもすこし触れましたが、フラワーデザインでよく言われているグルーピングは「同じ花材をまとめること」になります。

これだけで、フラワーアレンジメントが変わるのか?綺麗になるのか?といったらなる場合もあります。しかし、それはしっかりと使い方がわかってる場合になります。

まずは、説明しなくてもわかるよ!!って言われそうですが、一応グルーピングの言葉の意味を

グルーピングとは?

グルーピング(grouping)

[名](スル)組分けすること。配置すること。「似通ったものをグルーピングする」

出展:コトバンク

フラワーデザインでは、「似たような花材をまとめる」という意味になります。

けして、「同じ花材をまとめること」ではないんです。

同じ花材をまとめるのはグルーピングの中の一つになります。

グルーピングの効果は?

フラワーアレンジメントに与える影響は主に存在感を強める効果があります。

フラワーデザインではグルーピングすることで、その花材が持っている見た目や色合い、雰囲気などの存在感を高める効果があり、グルーピングを使い分けることでフラワーアレンジメントをさまざまな表現で見せることができます。

グルーピングすることで花材の存在感を高める!!
僕は、自分自身の中で表現しやすいので、花材やデザインの持つ存在感などのいろんな要素を含めて、「植物感」という言葉で説明することが多いのです。
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しかし、この「植物感」という言葉は一般的に浸透していないので、「植物感」の意味を知らない人には、なに??ってなってしまうので注意してくださいね。

4つのグルーピング

グルーピングは、「似たような花材をまとめる」と言うことで、大まかに分けると【花材】【色】【形】【質感】の4つになり、これらが基本のグルーピングになります。

花材でグルーピング

花材をまとめるグルーピングは、一番使われることが多いグルーピングで同じ花材で同じ花色の花材をまとめて使うことです。同じ花材をまとめることで、その花材の存在感を強めます。

また、同じ花材で違う花色の花材をまとめることも、このグルーピンングになります。

同じ花色の花材をまとめるより、難易度は高くなりますが、うまくグルーピングできると一味違ったフラワーアレンジメントになると思います。

同じ花材同士でグルーピングする。花色はデザインによって違くしたりする。

色合いでグルーピング

色合いでまとめるグルーピングは違う花材だけど、同じような花色でグルーピングすることで、その花色の存在感を高めることができます。

大きなフラワーアレンジメントの場合は遠くから見ると、一本の花材では、何色か分からなく、まとまりがないように見えてしまう場合があります。

そんな時は、花色でグルーピングして遠くから見てもメリハリのあるフラワーアレンジメントにすることができます。

違う花材でもの花色を合わせてグルーピングすること。

形でグルーピング

この辺りから少し難易度が上がるグルーピングになります。

形が似たような花材でまとめるグルーピングは、丸い花をまとめて可愛らしくしたり、トゲトゲした花材をまとめてワイルドな雰囲気にしたりと、花材の形を揃えることで、その形が持っているイメージを強めるグルーピングです。

フラワーアレンジメントの雰囲気やイメージといったことに関わるグルーピングなので、知っておくとフラワーアレンジメントの表現の幅が広がります。

花材の形を揃えることでその形のイメージを強めるグルーピング。

質感でグルーピング

4つのグルーピングの最後は質感でまとめるグルーピングになります。

質感と言われてもピンとこない人もいるかもしれませんので

質感とは?

材質がもつ、視覚的・触覚的な感じ。表面の肌合い。「素材の質感を生かした作品」

出展:コトバンク

フラワーデザインでは、花材が持つ表面の視覚的、感覚的イメージといった感じだと思います。

簡単にすると、花材の表面がどんな感じになっているのか?ってことになります。

例えば、

  • マットな質感
  • テカテカしてる
  • キラキラしている
  • 細かい毛が生えている
  • ザラザラしている などなど

と例えるとキリがないほどあると思います。これらの質感をグルーピングすることで、その質感が持つイメージが強くなります。

また、グルーピングというと聞くと花だけだと思われるかもしれませんが質感のグルーピングはグリーンと花の組み合わせもできます。

質感をまとめるとその質感のイメージが強くなる。またグリーンとの組み合わせもできる。

さらに存在感倍増させるグルーピングテクニック

基本の4つのグルーピングを組み合わせることで、より存在感を強めることもできます。

実際に花材には【花材】【色】【形】【質感】すべて持ち合わせているので組み合わせることが可能になります。

また、グルーピングは一箇所しかしてはいけないということもないです。

複数箇所でグルーピングすることで存在感を強めることもできます。

基本のグルーピングを組み合わせ

上の図は、【形】【質感】の2つが似ている花材をグルーピングした図になります。花色が極端にバラバラなのは分かりやすくするためで特に意味はないです。

この使い方をするグルーピングは例えば、コチョウラン、バンダ、モカラなどといったラン系の花は花の形も似ていますし、質感も似ています。

なのでラン系の花材をグルーピングしたところを作ると、とても個性的で存在感があるフラワーアレンジメントになります。

このように2つ以上の基本のグルーピングを組み合わせることで存在感を倍増させることが可能になり、より作品のコンセプトが強くなり、伝わりやすくなります。

基本のグルーピングを2つ以上組み合わせてグルーピングすると存在感が倍増する。

複数箇所でグルーピングする

複数箇所でグルーピングするとは、言葉のまんまなんですが、一つのフラワーアレンジメントの中で2箇所以上グルーピングをすることを言います。

上の図だと、色合いのグルーピングをしているのを3箇所に配置しています。複数箇所にグルーピングすると一つ一つのグルーピングが弱くても、作品全体でみるとインパクトを与えることができます。

例えば大きな作品は、遠くから見ると一つ一つの花材が見にくいので、複数箇所グルーピングして、存在感をだしたり、メリハリのある作品に仕上げることができます。

また、花色が淡い色合いや薄い色合いの花材はグルーピングしても、濃い色合いの花材より、目立ちませんので、複数箇所でグルーピングすることで、作品全体を見たときに存在感を出すことができます。

存在感が弱い花材でも、複数箇所グルーピングすることで強めることができる。

【番外編】イメージのグルーピング

4つの基本のグルーピングとその組み合わせは、実際にその花材が持っている【花材】【色】【形】【質感】といったものでしたが、番外編では花材のイメージをグルーピングすることで作品により強いコンセプトを持たせることができます。

知らず知らずに誰もが行ってたりするんですが、しっかり理解して意図的に使えるようになることが重要です。

イメージのグルーピングはものすごく使えるテクニックなので知っておいて損はないはずです。

イメージのグルーピングで重要なのは花材が持っているイメージを分解して考えるところから、はじまります。

一つの花材に対してのイメージは人によって違うこともありますが、違うことは重要でなくて、違うことはその人の個性だということなのであまり気にしなくて大丈夫です。

イメージの分解とは花材のあなたが思うイメージをできるだけ、たくさん思い描くことです。

例えばカスミソウのイメージを簡単に分解してみたいと思います。

  • 雪みたい
  • フワフワしている
  • かわいい
  • 清楚
  • 素朴 などなど

と分解してみます。この中のイメージから「フワフワしている」でグルーピングしてみたいと思います。

同じように「フワフワしている」というイメージをまとめることがイメージのグルーピングになり、例えば、フィラフラワーが多いですがマトリカリア、ブプレリウム、ホワイトレースフラワーなどといった花材でグルーピングすることで「フワフワしている」というイメージが強くなります。

花材の持っているイメージ同士を組み合わせてグルーピングする

イメージの分解と再構築については下記の記事でより詳しく説明しています。よかったら参考にしてみてください。

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グルーピングの注意点

フラワーアレンジメントを綺麗に見せるテクニックとして、便利なグルーピングなんですが、注意点もあります。

それは、グルーピングしたところは、存在感が強くなり、目につきやすくなります。なので、グルーピングしたところが綺麗にまとまって、いけれていないといけないのです。

簡単にわかりやすくいうと、汚いと汚いのが目立ってしまいます。

とりあえず、まとめておけばグルーピングなんでしょ!!なんて適当にまとめていると、その適当な感じが目立ってしまい、せっかくの作品が台無しになってしまいます。

わりかし、この間違いをする人は多いので気をつけてくださいね。

グルーピングする際には、その部分はより慎重に綺麗にするように心がけるようにしましょう。

逆にグルーピングで目立つところがあると、それ以外は目がつきにくくなるので、多少の荒は目立たなくなったりすることもあります。

さいごに

フラワーアレンジメントメソッド【Level.12】花材をまとめることで存在感を出すグルーピングをご紹介!!ということでよくフラワーアレンジメントで使われることの多いグルーピングでしたが、いろんな種類のグルーピングがあるのが解っていただけたと思います。

実は無意識にグルーピングしていることも多いとは思いますが、しっかりと意識して、テーマやコンセプトに合わせて意図的に使えるようになると、フラワーアレンジメントのデザインがより、自分らしい作品に仕上げることができます。

イメージの分解では、人と違ったイメージは、その人自身の個性でもあり、また選ぶイメージもその人自身の個性になります。それらをいかしたデザインをすることで、オリジナルのスタイルのフラワーアレンジメントになります。

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