観葉植物と聞くとインテリアとして室内に飾る植物と思う人がほとんどかもしれません。フラワーデザインでは、グリーン(切葉)としても人気があり、使いやすい花材です。観葉植物系グリーンは比較的丈夫で種類がたくさんあるので紹介したいと思います。
観葉植物系グリーンの特徴
観葉植物系グリーンはお花屋さんでも買えますし、鉢で買ってきた観葉植物を切って使うこともできます。もちろん、ご自宅で育ててる観葉植物をグリーン(切葉)として使うことも可能です。種類によってはあまりもちがよくない観葉植物もありますがグリーン(切葉)として売られているものなら問題ないです。
丈夫でもちがいい
観葉植物系グリーンは比較的丈夫はものが多いです。観葉植物自体が丈夫な植物が多いのでその葉っぱも丈夫で長持ちします。ただし、丈夫なのでついつい長い間水をかえなかったり、気温の高いところに飾ってしまうとバクテリアが繁殖してしまい枯れてしまいますので注意が必要です。それでも切花よりははるかにもちがいいのが観葉植物系グリーンです。
種類が多い
観葉植物はたくさんの種類がありますので観葉植物系グリーンもたくさんの種類があります。その中でも、フラワーデザインに使いやすく流通しているグリーン(切葉)は減りますがそれでも十分な種類があります。
形が個性的
観葉植物は葉が個性的なものが多いです。葉の形はフラワーデザインにおいても重要な要素の一つになります。またグリーン(切葉)は丸めたり、裂いたりといろんなグリーンテクニックを使う使い方がありますので、それらのテクニックと個性的な形の観葉植物系グリーンを組み合わせることでデザインの幅が広がります。
いつでも売っている
観葉植物系グリーンは周年通して売れています。観葉植物というと夏のイメージがありますが真冬でもグリーン(切葉)としても出回っていますし、夏場より少なくはなりますが鉢の観葉植物も売られています。いつでも手に入りやすいことはメリットの一つです。
大きなものがある
観葉植物系グリーンは他のグリーン(切葉)にはなかなかないぐらい大きな大きさなグリーン(切葉)があります。例えば、モンステラなら小さなものなら手のひらサイズですが大きなものになると葉の大きさだけで1メートルほどの大きさになるものまであります。大きなグリーン(切葉)は一枚でも存在感がありますし大きく空間を使えます。
おすすめフラワーデザイン
観葉植物系グリーンはドライフラワーにはならないものが多いので基本的にはフレッシュとして使うことがいいでしょう。
フラワーアレンジメント
保水がしっかり出来て、デザインの自由度が高いフラワーアレンジメントは観葉植物系グリーンとの相性もいいです。個性的な葉の形をいかしたデザインを作ることができますし、フラワーアレンジメントのアウトラインを作るためにつかったり、フローラルフォームを隠すためのファンデンションワークに使うこともできます。しかし、観葉植物系グリーンは小さなデザインにはむかない場合があるのでその際にはなるべく小さな観葉植物系グリーンを使うか、丸めたりとグリーンテクニックを使って使うと使いやすくなります。
ブーケ
フラワーデザインでも定番のブーケにも観葉植物系グリーンは使いやすいグリーン(切葉)です。葉のサイズが大きいものもあるのでワンサイドブーケのような背の高さがあるブーケにも入れやすく使いやすいですし、ランドブーケにはグリーン(切葉)丸めて花同士がぶつかり合わないようにするためのフラワークッションとしても使えます。どちらのブーケにも個性的な形をしている観葉植物系グリーンはいいアクセントになります。
いけばな
いけばな花材としても観葉植物系グリーンはよく使われています。いけばなは少ない花材で作品を構成し、空間を作っていきますので個性的な形の観葉植物系グリーンは使い勝手がいいですし、作品にいいアクセントを加えてくれます。
観葉植物系グリーンの種類
フラワーデザインでよく使われるものやお花屋さんで比較的売られている観葉植物系グリーンを紹介したいと思います。
- アレカヤシ
- カラテア
- クッカバラ
- クルクリゴ
- クロトン
- シペラス
- シンゴニウム
- ドラセナコンシンナ
- ドラセナサンディアナ
- ドラセナゴットセフィアナ
- ドラセナリフレクサ
- ネオマリカ
- フェニックス
- ポリシャス モンステラ など
さいごに
観葉植物というと室内でインテリアとして飾られる鉢のイメージが強いですがグリーン(切葉)としてもよく使われています。鉢物ですとお水をあげたり、たまに日光に当てたりと世話をしないといけなく、大きな観葉植物になると移動させるだけでも大変な作業になると思います。鉢物の観葉植物を飾りたいけど世話が大変と思う人は、比較的丈夫で長持ちする観葉植物系グリーンを飾ってみるのはいいかもしれませんね。
フラワーデザインとしても使いやすいグリーン(切葉)が多いのでおすすめできますし、個性的な形を使いこなせればデザインの幅が格段に広がります。また周年通してあることからも使い勝手がいい理由の一つです。