フラワーアレンジメントメソッド【Level.7】さまざまな花の形を知ろう

フラワーアレンジメントメソッド【Level.7】では、さまざまな花の形を知ろうということで、意外に花の形というのはたくさんの種類があると思いますがタイプ別に分けることで使い方や特徴が分かりやすくなります。

フラワーアレンジメントでは花を使うことが絶対条件になりますが花の形に注目する人は少ないかもしれません。慣れてくるとなんとなく使いこなしてしまいますが花の形はフラワーアレンジメントでも重要なポイントになります。

タイプ別の花の形を知るとその花が持っている空間を知ることができます。今は花の持っている空間と言われてもピンと来ないかもしれませんがフラワーアレンジメントを作る上では重要なのでご紹介していきたいと思います。

花を分けて考えてみる

花の形を上部と下部に分けて考えてみます。ほとんどの切り花は花びらの部分とそれを支える萼(がく)の部分と分けて考えますが、花によっては萼(がく)が小さいものや萼(がく)ではなく花びらの場合などもあるので全ての切り花に当てはまることはないですが、今回はわかりやすく、花びらの部分と萼(がく)の部分で分けて説明していきたいと思います。

また、枝分かれしたスプレータイプの切り花は花の形以外にも注目する部分があるので、今回はわかりやすく1本の茎に対して1輪の花が咲いているスタンダードタイプの切り花で説明していきたいと思います。

タイプ別で考える花の形

花の形を上部(花びらの部分)と下部(萼の部分)のを3タイプづつ分けて考えていきます。なので全部で9タイプになります。しかし、この9タイプに当てはまらない花のタイプもありますが、基本の9タイプで構成されている切り花が多いので、まずはこれらのタイプを知っておくといいでしょう。

基本の9タイプとそれ以外の形がある
まずは9タイプの形をご紹介していきます。
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花びらの3タイプ

まずは花びらの3タイプになります。下部の萼の部分は同じ大きさとして考えていきます。

平たい花

 

花の高さがなく、平べったい形をしている形をしています。

丸い花

花の形が比較的丸い形をしている切り花です。

細長い花

花に高さがあり、細長い形をしている切り花です。

萼の3タイプ

次は萼の形の3タイプになります。花の形は丸い形で固定してご紹介します。また、萼の3タイプには萼以外にも花の部分や苞などといった場合もあります。

平たい萼

萼の高さがなく、平たい形をしています。

平均的な萼

高さは高くもなく、低くもなくといった平均的な萼の高さです。

細長い萼

萼が長く、細長い形をしています。

3タイプ×3タイプで9タイプ

花の部分の3タイプと萼の部分の3タイプの組み合わせで9タイプに分けられますが、組み合わせによっては、あまりない切り花のタイプもあります。全てのタイプを説明していくと長くなるのでここでは多いタイプの切り花をご紹介していきたいと思います。

丸い花と平均的な萼

よく見かけるのが丸い花と平均的な萼の組み合わせのタイプです。基本的には丸い形の切り花に多いです。

主なこの組み合わせの切り花

丸い花と平たい萼

丸い花と平たい萼の切り花は一見すると、先ほどご紹介した丸い花と平均的な萼の組み合わせの切り花に似ていますが、萼がほとんど見えない切り花に多いです。

主なこの組み合わせの切り花

平たい花と平たい萼

平たい花と平たい萼のタイプの切り花も多い組み合わせになります。

主なこの組み合わせの切り花

細長い花と細長い萼

基本的にはこのタイプは全体的に細長い形をした切り花やラインフラワーなどになります。

主なこの組み合わせの切り花

花の形から分かる空間

今までは9タイプに分けて切り花の形をご紹介してきました。実はここからが重要なポイントでそれは切り花が持っている空間を知ることです。こう聞くと意味がわからないかもしれませんがフラワーアレンジメントではこの空間をいかすことは綺麗に作る上で重要なことになります。

最初から完璧にできることはないですが、意識しているのとしていないのでは上達のスピードが違ってきます。

切り花がもっている空間

まずは上の図の説明をしていきたいと思います。

  1. 左から平たい花と平たい萼の組み合わせの切り花のタイプです。例えばガーベラやヒマワリといった切り花になります。
  2. 真ん中は丸い花に平均的な萼の組み合わせの切り花のタイプです。例えばバラやカーネーションといった切り花です。
  3. 右は細長い花に細長い萼の組み合わせの切り花のタイプになります。例えばカラーやスナップドラゴンといった切り花になります。
  4. 黒いラインはです。
  5. 図の下側にあるグリーンの四角は、フローラルフォームになります。
  6. 赤い点は各花のタイプの大体の重心になります。
  7. 赤い点線は切り花の一番膨らんでいる部分から茎がフローラルフォームに刺さっているところまでを結んだ線になります。

この図でわかることは赤い点線の内側の面積が違ってるのがわかると思います。これが切り花が持っている空間の1つです。

左のタイプの切り花

⬇︎

真ん中のタイプの切り花

⬇︎

右のタイプの切り花

この順番で赤い線の内側の面積が広くなっています。

上の図を見ていもらえればわかると思いますが、赤い線の内側の面積が広い切り花ほど、花の大きさが大きくなっているのが分かると思います。

といっても花の大きさは選ぶ切り花によっても違ってくるのであまり重要ではないですが参考程度に説明させていただきました。

話が脱線したついでに赤い点は各切り花のタイプの大体の重心をご紹介しましたが、この重心をフラワーアレンジメントメソッド【Level.6】でご紹介したMFP (メカニカルフォーカルポイント)に向かってさすことで綺麗な形を作るポイントの1つとなります。それ以外に重要なポイントは切り花の向きアウトラインの取り方になりますが、これらは違う記事で詳しくご紹介したいと思います。

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重要なのは

赤い線の内側の面積が広さによって花の配置がある程度決まってきたり、その配置によって立体感をだしたりすることができます。

フラワーアレンジメントはある意味では空間を埋めたり、残したりすることで作品の出来栄えが違ってきます。花の形を知っていれば、空間がほとんどないデザインも綺麗に作ることができますし、空間が残っていると立体感のある作品が作ることができます。

また、花の形を知っていればフラワーアレンジメントメソッド【Level.3】花材選びが最も重要だということでご紹介した花材選びにも役に立つと思います。

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さいごに

最後の方はフラワーアレンジメント初心者の人やビギナーの人には分かりづらい部分もあるとは思いますが、まず最初は花の形に注目してフラワーアレンジメントを作っていくと上達が早くなります。

慣れてくるとこの部分にこの花は入るけど、この花は入らないななんてことが分かってくると思います。

花の形とそれぞれが持っている空間を知ることはフラワーアレンジメントを綺麗に構成する上で重要なポイントになりますが数をこなしていくと分かってくると思いますので、ここでは花の形も重要なんだな程度でもいいと思います。

フラワーアレンジメントメソッド【Level.7】ではさまざまな花の形を知ろうということでしたが次のフラワーアレンジメントメソッド【Level.8】は花の向きについてご紹介したいと思います。花の向きは人間でいうと表情や感情といった感じを表現することもできたり、作品全体の雰囲気を作り出す部分でも重要な部分になります。また、後々にご紹介するアウトラインの取り方でも、今回紹介した花の形と組み合わせることもあります。

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