お花の薬って効果あるの?品質保持剤について

お花を長持ちさせるための薬を品質保持剤と言いまして、花もち剤や延命剤とも言われています。

この品質保持剤ですが実はたくさんの種類があり、市販されている品質保持剤は各種薬剤を組み合わせて作られています。本来はお花によって使い分けるとより効果が出まが、品質保持剤を使うことで花の鑑賞期間が短くなってしまう切り花もあります。

お花の品質保持剤って?

品質保持剤には生産者が出荷前に使用する前処理剤、生産者が輸送する際に使う輸送用処理剤、お花屋さんが使用する中間処理剤、消費者が使う後処理剤と別れています。これらを全てを説明すると長くなってしまうので後処理剤にスポットをあてて説明していきたいと思います。

まずは品質保持剤はこれから説明する成分の組み合わせでできています。

糖質

糖質はお花を長持ちさせるだけではなく、開花を促進したり、花色をよくしたりと、お花にとって必要な成分です。主に糖質はブドウ糖、ショ糖や果糖が使われています。

抗菌剤

バクテリアの発生を抑える効果がある抗菌剤でバクテリアの影響を受けやすいお花を長持ちさせる効果があります。主に硝酸銀、8ーヒドロキシキノリン硫酸塩、塩素化合物や4級アンモニウム塩系化合物などが使用されています。

界面活性剤

界面活性剤は親水基と疎水基を持つ特異な物質で、その役割は浸透作用で水の吸い上げを補助したり、分散作用で汚れを引き離したりします。

エチレン阻害剤

エチレン阻害剤はエチレンガスの影響からお花を守ってくれる役割をします。主にSTSと呼ばれるチオ硫酸銀錯塩です。

植物成長調整剤

お花の成長を促進させたり、抑制させたりなどの成長調整作用のある薬剤で、主に植物ホルモンが用いられてます。ジベレリンは葉の黄化を抑制する効果があります。

無機塩類

無機塩類はカリウムの浸透圧を調整する物質として品質保持に効果があります。

これらが品質保持剤の主な成分です。もう何がなんだかって感じがしちゃいますがみなさんが使用する品質保持剤の後処理剤は主に糖質と抗菌剤が主な成分です。これ以外に注目する成分はエチレン阻害剤でエチレンがお花の成長を早めることで開花期間を短めてしまいます。よってお花の鑑賞期間が短くなってしまいます。エチレンの影響を受けやすいお花は多く、これらのお花にはエチレン阻害剤が一番効果を発揮します。

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実際に効果はあるの?

最後に品質保持剤を使うとお花は長持ちします。しかし、使用上の説明と用量、用法を守ってお使いくださいとよく薬の注意書きに書いてありますが、品質保持剤も同じでお花の種類や季節、温度などによって効果の現れ方にはバラつきがありますし、間違った使い方をするとお花を早くダメにしてしまうこともあります。

例えば、夏場の暑い時期に糖類が多い品質保持剤を使用すると、バクテリアの繁殖を手助けしてしまったりします。この場合は、抗菌剤や界面活性剤が多めに入ってる品質保持剤を使用するといった様にしたほうがいいでしょう。

品質保持剤はたくさんの種類があり、バラ用やかすみ草用といった専用も品質保持剤があり、これらの品質保持剤を使い分けるのは気軽ではありませんので、市販の万能タイプの品質保持剤を使い、こまめに水を変えるのが一番簡単で効果的な品質保持剤の使い方だと思います。

さいごに

品質保持剤を使うことで、どんな切り花でも花保ちがよくなると思われている人も多いかもしれませんが、あまり知られていないかもしれませんが、使うことで花保ちが短くなってしまう切り花もあります。

また、品質保持剤を使う量にも注意が必要です。多すぎてもよくありませんし、少なすぎても効果が出なかったりとしますので各メーカーごとに設定されている使用方法で使いましょう。

と、少し使うのに躊躇してしまうことを言ってしまいましたが、しっかりとした使い方をすると花保ちはよくなります。どの切り花に品質保持剤を使うといいのかは、購入する際にお花屋さんに聞いてみるといいかもしれません。

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