学 名 | Narcissus |
分 類 | ヒガンバナ科 スイセン属 |
原産地 | ヨーロッパ 地中海沿岸 |
別 名 | ナルシサス 雪中花(せっちゅうか) |
和 名 | 水仙(すいせん) |
英 名 | Daffodil (ダフォディル) |
花言葉 | もう一度愛して欲しい うむぼれ 自己愛 自尊心 気高さ 愛をもう一度 尊敬 |
出回り時期 | 10〜6月 |
開花時期 | 11〜4月 |
水揚げ方法 | 空切り 水切り |
どんな花?
香りがよく、立ち姿が綺麗な水仙の名前の由来は漢名を音読みにした呼び方です。また、水仙の名前はそのもの水を得れば枯れざるから名付けられたとも言われています。
水仙の仲間はヨーロッパから地中海沿岸、中国、日本と広く分布していて、観賞用として昔から栽培されていたため、たくさんの園芸種があります。
日本では、暖地の海岸近くに自生していて、花を観賞する他に球根にはグルコマンナンとリコリンという成分が乳房の腫通や婦人病の薬として利用させれていると言われています。
ラッパスイセンはスウェーデン、イギリス、スペインやポルトガルの原産です。
ギリシア神話ではナルキッソスという美少年がたくさんの乙女をとりこにしましたが決して自分から人を愛そうとはしなかったそうです。そんな冷たい態度に怒った復讐の女神ネメシスが人を愛せないなら自分自身を愛すればいいと呪いをかけてしまい、自分自身に恋をしてしまいます。その恋の苦しみで食べることもできず、だんだん痩せ細ってしまい最終的には一本の白いスイセンになってしまったと言われています。
長く楽しむには?
水上がりもよく花保ちもいいのですがエチレンガスの影響を受けやすいのと、糖分が多い品質保持剤を使うと葉が黄色くなりやすいので注意が必要です。また茎や葉を着るとネバネバした液体が出ますが特に花保ちにも一緒にいけた花への影響もないので気にしなくて大丈夫です。
水仙の種類
香りが高く、すっとした姿が綺麗な水仙の種類を紹介したいと思います。
ホワイト系
- 日本水仙
- ウェディングベル
- ガリル(房咲き)
- チアフルネス
- 天使の涙
- ペーパーホワイト
- アイスキング(八重咲き)
- アイスフォーリス(カップ咲き)
- ブライダルクラウン
- ヨハンシュトラウス(八重咲き)
- レプリート(八重咲き)
- ホワイトライオン
- バレットブローニング など
イエロー系
- 黄房水仙
- カールトン
- キングアルフレット(ラッパスイセン)
- ジャイアントガーデン(ラッパスイセン)
- タヒチ(八重咲き)
- ダッチマスター(ラッパスイセン)
- ディックウィルデン(八重咲き)
- ピンザ(カップ咲き)
- カールトン(カップ咲き)
- キング(ラッパスイセン) など
さいごに
水仙と聞くと日本の花というイメージがありますが世界中で自生している花です。各国ごとに園芸種が作られたくさんの品種があります。また黄色いラッパスイセンはスウェーデン、イギリス、スペインが原産です。
水仙を飾る際に根元にある葉と花茎を包み込む白い筒状の鞘葉(しょうよう)を切ってしまうと葉と花茎がバラバラになってしまうので短く切りすぎないように注意が必要です。
フラワーデザインで使うには少し使いづらい花です。フラワーアレンジメントでは茎や葉が柔らかいのであまり切らずに使った方が使いやすいです。もし、短く使う際にはテープやワイヤーなどで補強して使うことといいでしょう。ブーケでは茎や葉が柔らかいので結束する際に潰れてしまわないように注意しましょう。