プレゼントなどでお花を買う際にブーケとフラワーアレンジメントで迷ったことはありませんか?
お花を買い慣れてない方は、実際にどっちを買った方がいいのか、どちらにもメリットデメリットがありますので、お花を買う際の参考にしていただければと思います。
フラワーアレンジメント
フラワーアレンジメントは花器にフローラルフォームという吸水性と保水性が高いスポンジをセットし、フローラルフォームにお花を挿してデザインされたものをフラワーアレンジメントと言います。
フラワーアレンジだったり、フラワーデザインだったり、フラワーアレンジメントだったりとお花の世界では似たような用語で何がなんだかわかりづらかったりします。そこで今回はフラワーアレンジメントです。フラワーアレンジメントも団体や協[…]
プレゼントとしても人気があり、様々の用途に使われています。そんなフラワーアレンジメントにメリットとデメリットをご紹介していきたいと思います。
メリット
様々な形が作れる
フラワーアレンジメントは、フローラルフォームにお花を挿しているので、様々な形を作りやすく、また花器に合わせたデザインを作ることも可能なので飾る場所に合わせてデザインすることができます。
飾るスペースが限られている場合には小さめにしたり、縦に長いデザインにしたりすることもでき、発表会などの舞台上に飾る場合には、大きなデザインにしたりと用途に合わせてデザインすることができるのはフラワーアレンジメントのメリットの一つです。
花瓶を用意する必要がない
フラワーアレンジメントは花器を使用して作られているので花瓶を用意する必要がないです。
プレゼントされる側の人が花瓶を持ってるかわからない場合や一人暮らしの人、男性の方などは花瓶を持ってない可能性が高いです。そんな時はフラワーアレンジメントをプレゼントするといいと思います。
保水性がいい
フローラルフォームにはたくさんの水が含まれています。またお花の鑑賞期間を長持ちさせられるように、バクテリアの繁殖を抑えるためにpH値をアルカリ性に調整しているフローラルフォームもあるのでお花初心者の人でも比較的手間なくお花の鑑賞期間を長くすることができます。
そのため、プレゼントするまでの時間が長い場合でも安心して保管しておくことが可能です。その際は比較的涼しいところで保管するといいです。
デメリット
資材にコストがかかる
フラワーアレンジメントは花器とフローラルフォームを使わなければならないので、お花以外にもコストがかかります。
フローラルフォームは比較的安価なのでそこまでコストがかかることはないですが、花器は実際に使う花器によって価格が様々です。
コストを抑えたい場合は花器を安価なものにすることによって資材へのコストを押させることができます。
重くなってしまう
フローラルフォームがたくさんの水を含んでいるので大きいフラワーアレンジメントやフローラルフォームをたくさん使用するデザイン場合は、どうしても重くなってしまいます。市販で売られている大きさ(サイズ:約W23×D11×H8cm)で大体1.9㎏になります。
3000〜5000円のフラワーアレンジメンですとデザインによって変わってきますがフローラルフォームを1/3〜1/2本使いますので重さは0.6〜1.0㎏ぐらいになります。
この重さに花器とお花の重さが加わるのでだいたい1.0〜1.5㎏の重さになります。短時間の持ち運びなら苦にはならないかもしれませんが長時間持ち運ぶ際には、少し重さを感じるかもしれません。
ゴミの問題
フラワーアレンジメントは作る際には花器とフローラルフォームという資材を使用します。これらは大変便利なものなんですが、お花の鑑賞期間が終わってしまった後の処分に困ることがあります。
花器には自然素材を編み込んだ篭やプラスチック、陶器、紙などがあります。自然素材のものや紙の花器は燃えるゴミで比較的簡単に捨てれますが、プラスチックや陶器のものは分別をしなければなりません。
またフローラルフォームは基本的には再利用ができないのでゴミになってしまいます。その際は自治体によって捨て方が変わってきますがお花を抜いて、絞ったり、乾燥させたりして水気をなくしてから捨てることになります。
ブーケ
ブーケとは日本語でいうと花束という意味で、形は基本的にはワンサイドブーケとオールラウンドブーケの2つになります。
花束とブーケは直訳すると同じ意味ですが日本では、この二つは違うデザインになっており、花束は長い花束、ブーケはウェディングブーケのような小さくて丸い花束と分けられています。少しややこしいので、今回は同じ意味で花束=ブーケでお話[…]
これらのデザインは使用目的に応じて、使い分けるといいでしょう。
それではブーケのデメリットとデメリットをご紹介していきたいと思います。
メリット
少ないお花でも作れる
ブーケは簡易的な保水をすることによって、お花以外にコストがあまりかかりません。そのため、小さなブーケなら数百円から購入することができます。
小さくてもブーケなら可愛らくすることもできますし、シンプルにさりげない感じにして、ちょっとしたプレゼントや他に何かプレゼントがある場合のプラスアルファにもいいと思います。
軽く持ちやすい
フラワーアレンジメントと違ってフローラルフォームを使わないので比較的軽く作ることができます。またラッピングすることによって、お花へのダメージを守ってくれるので比較的持ちやすいです。
ラッピングによって雰囲気を変えられる
ブーケにおいてラッピングはすごく重要な要素で、雰囲気をがらりと変えることも可能ですし、少し調整してイメージに近づけることも可能です。同じお花を使ったブーケでもラッピング用紙の色を変えることによって全く違うブーケに見えてしまうこともあります。
例えばレッド系のブーケにピンクのラッピングをすれば女性らしくなりますし、茶系のラッピングをすれば男性っぽくすることが可能です。
デメリット
形は基本2つ
ブーケは基本的にはワンサイドブーケとオールラウンドブーケに分けられます。本来はもっとたくさんの形を作ることは可能なのですが高いスキルが必要だったり、持ち運びづらかったりと実用面にかけてしまう場合がありますので、基本的にはお花屋さんで作ってもらえるのはこの2つの形となります。
長期保管ができない
ブーケは簡易的な保水のみで長期期間は保管できません。お花は花瓶にいけ直してりしないとラッピングしたまんまだと短い鑑賞期間になってしまいます。
そのため、プレゼントする前日に購入しておいて、次の日に渡すといったこともできないのでプレゼントする当日に購入することになります。
最近では、ジェル状の保水できるエコゼリーというものもあり、お花を長持ちさせる成分が含まれていますので通常の水よりは長く保管できます。お花の種類によって保管期間は変わってきますので詳しくは購入する際にフローリストに聞いてみることをおすすめします。
さいごに
ブーケとフラワーアレンジメント の購入の際に参考になるようにメリットデメリットでしたが、こう見てみると、ブーケのメリットはフラワーアレンジメントのデメリットでフラワーアレンジメントのメリットはブーケのデメリットって感じがしますね。
けして、どちらが優れているというわけではないので、ご用途に合わせて購入するといいと思います。また、ブーケもフラワーアレンジメントの制作には、多少時間がかかります。購入の際には、前もって予約するか、時間に余裕を持ってお花屋さんに行くとスムーズに購入できると思います。
そして、お花は生ものです。同じお花でも季節や気温などの様々な外的要因で鑑賞期間も変わってきます。お花に詳しくない人は、お花に詳しい人やフローリストに相談して見ましょう。
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