花束とブーケは直訳すると同じ意味ですが日本では、この二つは違うデザインになっており、花束は長い花束、ブーケはウェディングブーケのような小さくて丸い花束と分けられています。
少しややこしいので、今回は同じ意味で花束=ブーケでお話しを進めていきたいと思います。
お花屋さんで花束を注文するときに花束にしますか?ブーケにしますか?と聞かれたことがある方もいらっしゃると思います。いやいや、どっちも花束だよね?何か違いがあるの?なんて思ったことはないですか?ブーケというとウェディングブーケ[…]
ブーケとはお花を束ねたもので、お祝い事からお悔やみまで幅広く送られることが多いです。
構造的な違いで茎が螺旋状になっているスパイラスブーケと茎がまっすぐになっているパラレルブーケに分けられますが贈呈用のブーケはほとんどがスパイラルブーケになっています。
今回はこの構造的な部分のお話はしませんが、そんなのあるんだぐらいに思っていただければ大丈夫です。
超基本の2つの形
ブーケには大きく分けると2つの形に分けることができます。
ワンサイドブーケ
ワンサイドを直訳すると片側にと言う意味になります。ワンサイドブーケは、片側だけお花が配置されたブーケになります。
いわゆる、全体的に長いブーケで見る方向が決まっており、正面と背面がわかりやすく作られているブーケです。よく、お祝い事で贈呈されるブーケを想像していただければいいかと思います。日本では花束というとこのワンサイドブーケのこと言います。昔からあるオーソドックスなデザインなのでどんなシチュエーションでもお花の組み合わせで合わすことができます。
ワンサイドブーケは背面側はラッピング用紙で覆われているので持ち運ぶ際に抱えて持つこともでき、長めの形は大きく見え、遠くからも見えやすいです。また背面があることでワンサイドブーケをテーブルなどに置く際もお花が直接当たらず安定して置くことができます。
しかし、どうしてもある程度大きくなってしますので持ち運びの際には邪魔になりがちなので電車や人混みの中を持って歩く際には注意が必要になります。
華やかさや豪華さを演出したいときはこのワンサイドブーケを選んぶといいでしょう。
オールラウンドブーケ
オールラウンドとは、直訳すると万能なと言う意味になりますので、オールラウンドブーケは万能な配置がされたブーケと言うことになります。正直分かりにくいですよね?
先ほどのワンサイドブーケが正面があり背面には、お花が入っていないデザインのブーケに対して、オールラウンドブーケは、背面にもお花が入ってる形のブーケです。フラワーデザインの用語では、四方見とも言い、四方から見るブーケとなります。ヨーロッパなどはこちらのオールラウンドブーケが主流で丸い形が可愛らしく、人気の高いデザインです。
オールランドブーケは、どうしてもお花が全方向に入っているのでテーブルなどに置く際には立てて置かないとどうしてもお花が当たってしまいますので、長時間おいて置くとお花が潰れたり、形が崩れてしまったりします。比較的コンパクトなので持ち運びもしやすいのですが、やはり満員電車や人混みの多いところですとお花が人や物に当たってしまうことがあるので注意が必要になります。
また、オールラウンドブーケは、そのまま飾れるようにデザインされているので、パーティに持って行った際にはいけ直したりせずにすぐに花瓶に飾ることができます。
さいごに
ブーケの超基本の2つの形として、ワンサイドとオールランドと言う形があることをご紹介させていただきました。この2つの形を知っていると、式典や発表会などの華やかさを出したいときはワンサイドブーケを、パーティやちょっとしたプレゼントなどにはオールラウンドブーケといった様に使い分けることができます。こういった時には絶対こういったブーケと言うのはありませんが比較的適してる場面はありますので合う形を選んでいただければと思います。
しかし、ブーケはどちらも持ち運ぶ際にぶつけたりしない様に注意が必要となりますので、渡す近くのお花屋さんで購入することをおすすめいたします。どーしてもお気に入りのお花屋さんやフローリストに作ってもらい持っていきたいときは、どの様な交通手段を使いどのぐらいの時間がかかるかのを伝えると、それらを加味したデザインに仕上げてくれると思います、スムーズに購入できると思います。
そのほかのフラワーデザイン
フラワーデザインとは、花を使った創作活動のこといい、花束、アレンジメントやディスプレイ装飾などの作製することを言います。あんまり難しく考えると複雑になってしまいますので簡単に花や植物を使ったら全てがフラワーデザインということですね。[…]