学 名 | Anemone coronaria |
分 類 | キンポウゲ科 アネモネ属 |
原産地 | 地中海沿岸 |
別 名 | 紅花翁草(べにばなおきなぐさ) |
和 名 | 牡丹一華(ぼたんいちげ) 花一華(はないちげ) |
英 名 | Anemone (アネモネ) |
花言葉 | 薄れゆく希望 はかない恋 恋の苦しみ など |
出回り時期 | 12〜4月 |
開花時期 | 2〜5月 |
水揚げ方法 | 水切り |
どんな花?
ギリシア神話では風の神ゼフュルスが花の女神フローラの待女のアネモネの恋をしますが、フローラはゼフュルスが自分のことを愛してると思っていたため、そのことを知るとアネモネを追放したそうです。そしてフローラとの平和を保つためにゼフュルスはアネモネの花に姿を変えたという話があります。
または美少年アドニスが死を悼み、美の神が流した涙がアネモネになったとも言われています。
花言葉は悲しい言葉が多いですがアネモネは春に咲く明るく可愛らしい花です。
アネモネの花言葉
アネモネは花色の違いで花言葉も違ってくるようです。
ラナンキュラス全般の花言葉
【薄れゆく希望】【はかない恋】
【恋の苦しみ】【見放された】
【無邪気】【可能性】
【期待】【清純無垢】
ピンク系
【待望】
レッド系
【君を愛す】
ブルー系
【堅い誓い】
パープル系
【悲しみ】【あなたを信じて待つ】【信じて従う】
ホワイト系
【期待】【希望】【真実】【真心】
長く楽しむには?
低温(10℃以下)だと花もちはぐっとよくなりますが20℃以上になるような室温だと花保ちが悪くなるので涼しいところに飾りましょう。
エチレンガスやバクテリアの影響も受けやすいのでエチレンガスを発生させるものからは遠ざけ、こまめに水を変えることで花保ちがよくなります。
また、開いた花びらは傷つきやすいので注意が必要です。
アネモネの種類
アネモネは色が豊富にある方ではないですが一重咲きや八重咲きの花が咲き、花の中では珍しいブルー系もあり、花らしい姿が魅力的です。
ホワイト系
- セントブリッチホワイト
- デカンホワイト
- バージニアナ
- マリアンヌパンダ
- ミストラルホワイト など
ピンク系
- ミストラルショッキングピンク
- モナリザピンク
- ミストラルプラスショッキングピンク など
レッド系
- デカンレッド
- デカンローズ
- モナリザレッド
- モナリザスカーレット など
パープル系
- セイントブリッジバイオレット
- デカンパープル
- ミストラルビナイト
- ミストラルプスブルー
- モナリザブルーシェード など
ブルー系
- セイントブリッジブルー
- デカンブルー など
さいごに
花言葉はちょっと悲しい言葉が多いですが春に咲く花ではとても人気のある花です。切り花でも暗くなると花が閉じて明るくなると開くので生命力を感じる花です。
春らしい色以外のもパープル系の色や花の中では珍しいブルー系の色があるもの特徴的で花らしい形で可愛らしいのに大人っぽい雰囲気がある魅力的な花です。
シンプルに一輪挿しでも様になり、何輪がまとめてフラワーベースに飾っても華やかでおしゃれな花です。ブーケやフラワーアレンジメントなどのプレゼントに入れる花としても人気のある花です。
フラワーデザインで使う際に注意が必要なのは茎の中がガーベラのように空洞のものがあるのでフラワーアレンジメントだとフローラルフォームに刺しにくい場合やブーケを組む際に結束部分で茎が折れてしまったりするのでワイヤーなどで補強して使うとそれらのこと防止できます。